2025年7月26日土曜日

ジャック・アマノのインディーカー・レポート_メールマガジン:ラグナ・セカのプラクティス前、ドライバーたちに一問一答

「マシンが重いので常に限界ギリギリに保っておく必要がある
そこが自分たちの優位につながっているのかも知れない」
アレックス・パロウ

――ハイブリッド搭載で重くなったマシンで一番速い秘密は?
アレックス・パロウ:NASCAR参戦に向けて、重いマシンのドライヴィングを研究、準備しているんだ(笑)。自分としては、重くなったマシンでライヴァルたちより上手くドライヴィングができているとか、自分のスタイルが合っているのか、というのはわからない。まず、今年の僕らはライヴァル勢より仕上がりの良いマシンを手にできているケースが多く、そうしたマシンに対して自分のドライヴィングを合わせることが上手く行っている。そのため、楽にレースを戦うことができている。去年までのマシンと、ハイブリッド搭載マシンとの間に大きな差があるとは思わない。でも、僕はハイブリッドのマシンが好き。それがなぜなのか、明確な理由はわからない。重いマシンはタイヤに対する負担が大きくなっているので、110パーセントのプッシュは不可能で、常にマシンを限界ギリギリに保っておく必要がある。その点が自分たちの優位に繋がっているのかもしれない。

「今年はずっと土曜日は僕らの友だちになってくれない
ただその分、日曜日に多くリカヴァリーできている」

パト・オーワード

――今週は予選に向けて何かいつもと違う準備とかはしてきている?
パト・オーワード:今週も”予選に向けて何か特別な準備”とかはして来ていない。もう今年はずっと土曜日は僕らの友だちとなってくれていないんだけれどね。レースで優勝を争うためには予選で上位にグリッドを確保しなくちゃならない。それはラグナ・セカに限らず、どのレースでも同じ。毎週そうしていなくちゃいけないんだ。それは十分にわかっている。ただ、僕らは他のどのシーズンより、日曜日に大きくリカヴァリーできることが多くなっている。今週もそうなって欲しいものだね。

「僕らのチームは完全に情報をシェアしている
ドライヴァー同士の関係性は非常に良いと思う」

カイル・カークウッド

――このコースで強いコルトン・ハータとのデータ共有は?
カイル・カークウッド:去年は予選2位だったし、今年もQ3に進めると思う。コルトン・ハータから僕は何も情報を貰えてない……というのは冗談で、僕らのチームは完全に情報をシェアしている。ドライヴァー同士で、どこが不足しているのか、どこを改善できるか、すべてをオープンに話し合っている。アンドレッティ・グローバルのドライヴァー同士の関係性は非常に良いものになっていると思う。

「チームとして徐々に力を向上させている実感はある
レースの作戦力を高めるなどさらなるレヴェル・アップが必要」

グレアム・レイホール

――予選でのパフォーマンスが今向上している点について聞きたい。
グレアム・レイホール:チームとしては、ストリート&ロードコースでの5レースにおいて、少なくともひとりを食い込ませて来ている。僕だけで4回(ベストは2位)。ルイ・フォスターがポール・ポジション1回を含め3回。デヴリン・デフランチェスコも1回で、チームとしてQ進出を8回果たして来ている。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは、予選に関してはかなり高いレヴェルに到達できているとの自己評価をしている。しかし、僕らはチームとして日曜日に結果を残して来ていない。僕らは良い予選結果をレースでの好結果に繋げられずにいる。僕はドライヴァーとして、レースで結果を出して来れている部類に入ると思うが、今年は2回だけ。作戦力を高めるなど、チームとしてのレヴェル・アップが必要だ。そして、僕らは小さなステップだが一歩ずつ、徐々に力を向上させて行っているとの感触を得ている。

「二種類あるタイヤがラグナ・セカではどのような性能を発揮するのか
その点もだいたいの予想はついている
リナス・ヴィーケイ

――トロントで表彰台に上り、気分良くラグナ・セカ入りしていると思う。今週末の自信のほどは?
リヌス・ヴィーケイ:トロントでは良いレースを戦えた。2週連続での表彰台となったら嬉しい。トロントの時よりひとつ上の段に立てたら最高だ。今週も僕らはきっと速いと思うよ。ここまでシーズンを戦って来て、各コースにどのようなマシンを持ち込むべきかがわかって来ているから。今の僕らのセッティングなら、予選でスピードを見せることも、レースを力強く戦って上位でフィニッシュすることも可能。そういう自信を持っている。二種類あるタイヤがラグナ・セカではどのような性能を発揮するのか。その点もだいたいの予想がついている。今週末は少し涼しいので、両タイヤが高い性能を発揮す流ことになると思う。
以上

 

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