2011年6月19日日曜日

2011 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 43 R7 ザ・ミルウォーキー225 Day2 プラクティス2「テストから走行100周を越え、ようやく何かがわかって来た。タイヤ性能の落ち込みが激しいので課題はある」

第7戦 ザ・ミルウォーキー225
The Milwaukee 225

ミルウォーキー・マイル
ウィスコンシン州ウエストアリス
コース全長:1マイル(=約1.609km)

Day2 6月18日
プラクティス2 11位 21秒9280 51周走行
Photo:INDYCAR(Shawn Gritzmacher)
 金曜日のテストでは16番手だった佐藤琢磨(KVレーシングテクノロジー・ロータス)だが、一夜明けてのプラクティスでは11番手まで順位を上げた。ラップタイムを一気に0.3665秒も縮めることができたのだ。KVRTは3カー体制を活かし、マシンセッティングは良い方向へと進めることができている様子だ。
 しかし、このセッションでトップだったのはダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)で、昨日のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)と比べ、トップのラップタイムもまた0.2076秒速くなっている。今年のオーバルでの予選、琢磨は10位、4位と来ているが、果たして今回はどこまで食い込んで行けるだろうか?


Jack AMANO(以下——)今日はタイムがポーンッと上がりましたね?

佐藤琢磨:そうですね、昨日に比べて大分良くなりました。コースにも慣れて来ました。テストからの走行で100周を越えたところなので、ようやく何かわかって来たし、昨日はクルマの中に不具合があった部分も今朝は解決されてたので、ハンドリングも良い方向に向かいました。

——そうなって来ると、ミルウォーキーのコースっていうのは、面白んでしょうか?

佐藤琢磨:タイヤがフレッシュでグリップがある状態では面白いんですけど、結構タイヤ性能の落ち込みが今は激しいので、なかなか難しいです。

——スティントを通してのタイヤマネジメントが大事なんですね?

佐藤琢磨:それが凄い難しい。うん、まだ課題はいっぱいありますね。

——タイヤを持たせるセッティングを求めていると?

佐藤琢磨:そう。そこが重要なんです。だから今回のプラクティスではレースを意識したセットアップをかなりやって、ニュータイヤを最後に入れたところでは予選を意識したんですけどね。午後は30分間のプラクティス。もうタイヤも残り1セットしかないから、慎重にセッティングを進めます。予選もとても大事なのでね。今よりちょっとでもスピードアップがしたいですね。

——予選の後に今回はファイナルプラクティスが設定されてません。明日のウォームアップセッションもなし。決勝用と予選用、時間の配分や調整も難しいですね?

佐藤琢磨:そうです。僕らの場合、今のセッションでホールスティントというか、1つのスティントを通したような連続での走行っていうのはできていないんですよね。そういう意味ではレースに向けてちょっと不安なところもあります。今のセッティングではタイヤのグリップの落ち込みが激しくて、バランスも大きく変わりそうなので、その辺りは明日、レースが始まってから対応してくって感じになりそうですね。

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