2012年3月24日土曜日

2012 IZODインディーカー・シリーズ 佐藤琢磨コメント3:2012インディーカーシリーズ第1戦Day1「やるべき仕事いっぱい。1台で集められるデータも少ないし、結構厳しい。曲がりづらいことと安定性を得ることへの対応を明日は進めていく」

第1戦ホンダ グランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 1 Honda Grand Prix Of St. Petersburg

コースタイプ:ストリート
全長:1.8マイル(=約2.897km)×100周

Day1:3月23日
天候:晴れ
気温:25〜28℃

走行後にエンジニアのジェリー・ヒューズ(左)、テクニカル・ディレクターのジェイ・オコーネル(中央)と話し合う佐藤琢磨。
Photo:Masahiko Amano(Amano e Associati)

Jack Amano(以下——):2回のプラクティスが終わりましたが、仕事の進み具合は?

佐藤琢磨:やるべき仕事いっぱいって感じですね。課題がいっぱいっていうことです。第一セッションを走って、だいたいこのクルマの今回のセント・ピータースバーグにおけるイニシャルセットアップみたいなものの方向性だけは見えたんだけど、2回目のプラクティスでもうちょっと色んなことをやりたかったのに、結果的に時間切れでしたね。セッションの最後にイエローが結構出ちゃったために、トラフィックも凄くなってたし、考えていた半分もプログラムは進まなかった感じでした。

——1コーナーの入り口とか、物凄くマシンが暴れてますが?

佐藤琢磨:フロントもリヤも凄い暴れちゃってますね。でも、それはみんなも同じでしょ? だから、条件としては同じです。ただ、そういうところでの小さなクルマの動きとかが全部積み重なって来ちゃうから、全体的にクルマが曲がりづらいという方向性と、クルマを安定させなきゃいけないという方向性と、そのふたつを明日は進めて行きたいです。

——明日は、予選の前にプラクティス3回目があります。

佐藤琢磨:そこでは結構大きくセットアップを変えてかなきゃいけないだろうから、大変だと思いますよ。

——そして予選となりますが、今年もレッドタイヤは誰もテストで使わせてもらえてません。

佐藤琢磨:タイヤがどういうものになるのか、基本的な部分は聞いてますけど、こればっかりは走ってみないとわからない。

——新型マシンとのマッチングについても?

佐藤琢磨:どうなんだろうねぇ? まったくわかんないです。

——新しいシーズンの走行初日が終わりましたが、その評価は?

佐藤琢磨:ベストではないですね。今日、もうちょっとやりたいプログラムを進めたかったのと、考えた通りにセットアップの変更にクルマが反応してくれれば良かったんだけど、持ってた方向とうまく合って行かなかった。その辺り、1台で集められるデータも少ないし、結構厳しいです。

——ストレートスピードでのライバルとの比較などは?

佐藤琢磨:まだデータを見てないんで、他のクルマのスピードトラップでの速さはわかんない。

——最終コーナーからの立ち上がり、ストレートでのスピードは、このコースだと重要ですよね?

佐藤琢磨:確かに凄く重要ですよね。だけど、そこだけじゃないから。そりゃぁもう全部、コース全部が大事です。もちろん、オーバーテイクってことを考えれば、最終コーナーから1コーナーっていうのはありますけど、ここの最終コーナーはコースの他と部分とサーフェイスがまったく違う一カ所だけのものだし、1コーナーはあれだけバンピーで白線もあるんで、むしろ他の場所でのマシンの状態の方が大事だと思いますよ。

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