2013年4月7日日曜日

2013 INDYCAR 佐藤琢磨コメント10 R2アラバマ Day2 プラクティス3:「僕らは今のセッション、明らかにまとまってなかった。もうちょっとは上に行けていたはずですよ」

第3戦 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミングハム
全長:2.30マイル(=約3.70㎞)
4月6日 Day2 プラクティス3 24位 1分08秒3161(17周走行)

予選直前のプラクティスで24番手
しかし、セッティング向上のヒントを掴む


 昨日10番手だった佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、セッティング変更を施したマシンにフレッシュ・ラバーを履かせ、プラクティス3では上位に食い込むプランだった。しかし、実際には後ろから3番目の24番手という結果に終わった。
しかし、このポジションは琢磨陣営の実力を反映していない。彼は30分と短いセッションが終盤に入るまでユーズドタイヤでの走りを続け、マシンセッティングの改善に努めていたのだ。
満を持してのニュータイヤ投入をした時、もうセッションは残り時間が8分を切っていた。ブラックでのベストラップが期待できるのはコースインして3周目……ところが、ここで琢磨はトラフィックに遭遇。タイヤがベストのタイミングでクリアラップを獲得できなかった。
それでも走行後の琢磨の表情は暗くはなっていなかった。ユーズトタイヤでの走行で新しいアイディアを見つけたからのようだ。琢磨は予選に向けても、開幕戦に続いてのファイアストン・ファスト6進出に向けた自信を得ているようだ。

「簡単にQ3に行けることはないでしょうが、それを目指して行きます」
 

Jack Amano(以下――):最後はニュータイヤで出ましたが、タイムが出なかったのはトラフィックが原因ですか?

佐藤琢磨:はい、トラフィックでした。

――残り10分を切ってからフレッシュを出しましたが、クルマは良くなっていましたか?

佐藤琢磨:そうですねぇ、今日は。ラップタイムを見てもわかるように、コースのコンディションが全然違ってましたね。オープンテストの時に近い気温まで落ちてたのでラップタイムは大きく上がった。走っていて全然フィーリングが違いましたね。自分たちとしては、フレッシュタイヤでもうちょっとタイムを良くするつもりだったんですけど、トラフィックなどがあって、それができなかった。ただ、ユーズド・タイヤでもそんなに凄く、飛び抜けてよかったというわけでもないし、アベレージぐらい……なのかな?

――今朝のコンディションは少々特殊でもあると思いますが、どうですか? 予選はもっと暖かくなるだろうし。とにかくコンディションの読みが難しい予選になりそうですよね?

佐藤琢磨:そうですね。多少は暖かくなるでしょう、今より。それで、レッドタイヤ使用だから、そこがまた変わる。僕らとしては、今のプラクティスセッションで得られたことが多少あるから、それを使って予選に臨みます。

――今のセッションで速かった中には、昨日はパフォーマンスの悪かった人たちもいます。今の結果って、予選結果に対して参考にしにくいところがあるんですが?

佐藤琢磨:そうですね。少なくとも、レースに対しては参考にならないかな? ただやっぱり、どんなコンディションでもスピードが乗るクルマっていうのは、タイムが出てくる。僕らは今のセッション、明らかにまとまってなかった。僕らは実際の順位やタイムより、もうちょっとは上に行けていたはずですよ。

――予選はどうなりそうですか?

佐藤琢磨:簡単にQ3に行けることはないでしょう。でも、それを目指して行きます。

以上

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