2014年4月14日月曜日

2014 INDYCARレポート 第2戦ロング・ビーチ Race Day :スタンディング・スタートで迎えるロングビーチ

全車にオーバーテイクのチャンス!

 昨年導入されたスタンディング・スタートは、ダブルヘッダーの2戦目で行うこととなっていた。それが今年は、ダブルヘッダーではないトヨタ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチでも採用されることになった。
 ロング・ビーチのコースはメイン・ストレートへ繋がる最終コーナーが超低速のヘアピン形状のため、グリーン・フラッグが振られるタイミングでメイン・ストレート上にいられるのはフロント・ロウからの数列だけだった。中団以降はもう大きな車間を空けてスタートを切るしかなく、安全ではある反面、ストリートならではのスリリングさがスタートに備わっていなかった。

 それが今年は、フロントロウがスタート/フィニッシュ・ライン後方のグリッドにつき、全員がメイン・ストレート上から一斉に加速を行う。左に曲がるターン1はおよそ半マイルも先。出場全車にオーバーテイクのチャンスが与えられることとなった。


ポールポジション
ライアン・ハンター-レイは進行方向左側のグリッドを選択。

フォーメイション・ラップ

セイフティ・カー先導で2周。ここでは1列での走行。セイフティ・カーのペースに従い、オーバーテイクは禁止。ダミー・グリッドからスムーズにスタートできなかった場合は、フォーメイション・ラップの1周目であれば自分の位置に戻ることが許される。
グリッド
フォーメイション・ラップ終了後、ドライバーたちは各自のスタート・ポジションにつくが、オレンジ色のグリッド・ラインに前輪をとどめておかなくてはならない。
ペースカー・ドライバー
インディー500で3勝しているジョニー・ラザフォードがホンダ・シヴィックSI・政府ティ・カーをドライブする。
マシンがグリッドから前方へ出てしまった場合、所定のグリッドに着かなかった場合、エンジン・ストールをした場合はスタートやり直しになる。スタンディング・スタートは2回失敗になったら、ローリング・スタートに切り替えられる。スタートやり直しの原因を作ったマシンはグリッド後方からのスタートとなる。
 

リスタートはシングル・ファイル。ターン11出口から加速を開始する。ゴールまで15分を切ってからは、ピットへの牽引、ガレージからのコース復帰は許可されない。
以上

0 件のコメント:

コメントを投稿