2015年6月19日金曜日

2015 INDYCAR ニュース 6月18日:ジェイムズ・ヒンチクリフの劇的快復

トロントのプレ・レース・フェスティバルで地元の観客の前に久々に元気な姿を現した Photo:INDYCAR (Chris Jones)
グランド・マーシャルとしてホンダ・インディー・トロントに参加
 インディー500のプラクティス中だった5月18日に大きなアクシデントを起こし、大腿部にサスペンション・ピースが刺さって大量に出血、瀕死の状況に陥ったジェイムズ・ヒンチクリフだったが、インディーカーのセイフティ・チームが的確な救急措置と施し、インディアナポリスのダウンタウンにある病院へとすぐさま陸路で移送、手術を受けさせ、これが成功。ヒンチクリフは全面快復も可能と診断され、5月27日には早くも退院した。


マルコとパドックで談笑するヒンチクリフ。Photo:INDYCAR   
 トロント近郊のオークヴィル出身のヒンチクリフは、地元でのレース出場を楽しみにしていたが、まだレースへの復帰がいつになるのかはまったく目処が立っていない。それでも、彼はドクターからトロントまで旅行する許可が出され、インディアナポリスから母国へと帰っていた。彼はシュミット・ピーターソン・モータースポーツのピットで代役ドライバーのコナー・デイリーの走りを見守り、さらに、ホンダ・インディー・トロントのグランド・マーシャルを務めた。トロントのインディーカー・レースにカナダ人ドライバーが出場しないのは、29年の歴史で初めてのことになるという。

ドライビング再開までには、さらに手術も

 ホームタウンで家族や友人たちと過ごすことで、ヒンチの快復はさらに加速されたことだろう。しかし、彼がインディーカーのドライビングを再開できるまでには、まだまだ長い道程が残されている。快復状況を見て、更にもう一度手術が行なわれる予定(今から1~2ヵ月の後?)で、それが無事に終わるとジムでのトレーニングを開始できるようになりそうだという。
以上

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