2015年8月1日土曜日

2015 INDYCAR  佐藤琢磨にQ R14 ホンダ・インディー200・アット・ミド-オハイオ インディーカー出場100戦目!:「タクマは勝負師で、いつだって全力で走る。本当の紳士だがコース上ではハード・チャージャーだ」AJ・フォイト

Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
琢磨の100戦出場に対するコメントいろいろ
「私の14号車でタクマが100戦目迎えることがとてもうれしい」
AJ・フォイト:チーム・オーナー
「彼の100戦目を見ることとなって嬉しい。それも、私の14号車でそれは達成されるんだから尚更だ。彼は勝負師で、いつだって全力で走る。彼は本当の紳士だが、コース上ではハード・チャージャーだ。彼を見ると私はケニー・ブラックを思い出す。そして、私たちは彼と一緒に良いチームを作っていると思う。彼は私たちのチームを助けてくれ、私たちの方も彼を助けることをして来たと自負している」
 フォイトはインディーカーで369レースに出場した。彼は笑いながら言った。「私に追いつくには、まだ長い道程が残されているね」。フォイトの100戦目は1965年のイリノイ州スプリングフィールドだったが、彼はそのレースで優勝を飾っている。

「また一緒に道標を打ち立てることを楽しみにしている」
ラリー・フォイト・チーム・プレジデント
「タクがF1からインディーカーへと映って来たのが昨日のことのように思える。すぐさま速さを見せ、私は彼が特別なドライバーであるとわかった。彼との仕事を楽しんで来ているし、彼のインディーカーでの最初の勝利を共に挙げることができたのは、実に良い思い出だ。タク、100戦出場おめでとう! また一緒に道標を打ち立てることを楽しみにしているよ」


「ホンダ・レーシングという家族の一員」
アート・セントシアー:HPD社長
「タクマは彼の日本でのレース・キャリアのスタートからホンダ・レーシングという家族の一員です。F3選手権でチャンピオンとなり、長い年月をF1で過ごしたのもホンダのファミリーとしてでした。この5年間はインディーカーで戦って来ている彼は、いつも見る者をドキドキさせます。グラン・プリ・オヴ・ロング・ビーチで勝った時もそうでした。100戦出場おめでとう、タク! 私たちホンダは全員があなたのエキサイティングなレースを見せてくれること、そして勝利を飾ることを楽しみにしています」


「記念すべきレースを我々2人の好成績で祝いたい」
ジャック・ホウクスワース:チームメイト
「100というのは達成の大変な数字だけれど、彼がまだまだ多くのレースを戦えることは間違いない。タクの記念すべきレースを我々2人の好成績で祝えたら嬉しい。バーバーとインディーのロードコースで僕らはマシン・セッティングの良い方向性を見出している。今週末は力強い戦いぶりを見せられることと思う」


「彼がインディーカーに来たのがほんの昨日のことのように感じる」
トニー・カナーン
「タクがもうインディーカーで100戦目だなんて、全然そうは見えていない。F1で頑張っていた彼がインディーカーに来て、僕らのようなベテランたちとやり合うようになったのは、ほんの昨日のことのように感じている。KVレーシングでのチームメイト時代、僕は彼の仕事に対する姿勢に驚かされた。彼の1周をまとめ上げる能力の高さにも目を見張った。予選で速いことは彼の優れている点で、いつも彼を追いかけ、同等のラップ・タイムを出すべく頑張ったことを思い出す」
*TKの100戦目は2002年のコロラド州パイクス・ピークで、結果は2位だった。

「F1で90戦戦い、インディーカーで100戦目を迎えるなんてファンタスティック」
ウィル・パワー
「タクマは僕がまだ入門フォーミュラで走っていたころに憧れていた存在だった。僕が海外へと遠征し、イギリスF3に出場するようになる前、僕はタクマのマカオF3のオンボード映像を見ていた。アレはすごい走りだった。そして、僕が海外へと出た頃、タクマはF1に出るようになっていて、いつも見ていてワクワクさせられるレースを戦っていた。彼がインディーカーに来るという話を聞いた時は、いい話だと思った。彼と戦うチャンスを得られ、それをおおいに楽しんで来ている。彼のモットーである“ノー・アタック、ノー・チャンス”に僕は素晴らしいと思う。それはコース上の真実だから。彼はいつだって100パーセントの力を出し切ってアタックする。いつだって考えているのは勝つことだけ。僕は琢磨を自分の友達だと考えている。F1で90戦を戦い、インディーカーでも100戦目を迎えるなんて、とてもファンタスティックだ」
*ウィルの100戦目は2012年のカリフォルニア州ソノマで、結果は2位。

「彼の実績も、ドライビングも素晴らしいと感じている」
スコット・ディクソン
「 F1で90レースを戦い、その後にインディーカーで100戦目のスタートを切る。それは本当にすごい実績と言える。僕は彼のドライビングに対しても素晴らしいと感じて来ている。予選、そして決勝で幾つものスリリングな走りを見せて来ている。彼のマシンは常に競争力が高いワケではないが、そういったマシンで見せる走りのすごさに衝撃を覚える。予選でのマシンの持つ力の全て以上を引っ張り出す能力には驚かされる。ダリオとホイール・トゥ・ホイールのバトルを演じ、インディー500でほとんど勝ちかけた後の彼のスピーチ、「僕は小さいかもしれないけど、もう少しスペースが必要だった」も僕は大好きだ。
*ディクシーの100戦目は2006年のカリフォルニア州ソノマで、結果は4位。

「もっとコース上でバトルできることを楽しみにしている」
エリオ・カストロネヴェス
「タクマは速いドライバー。イギリスF3でチャンピオンに輝いた頃から、彼のことは聞いて来ていた。彼は他の日本人ドライバーとは違うなって考えた。今、僕は彼が特別なドライバーであることを確信している。特に、ウェット・コンディションでの能力においては彼こそがナンバー・ワンだ。100戦目おめでとう! もっともっとコース上でバトルできるのを楽しみにしているよ」
*エリオの100戦目は2003年のインディー500で、結果は2位。
以上

1 件のコメント:

  1. 佐藤琢磨選手、100レース目 苦い結果でしたが、おめでとうございます。私は、今まで全くモータースポーツに興味がありませんでした。しかし、今 闘病生活でほぼ寝たきりに近い状態の時に、夫に紹介されてから早くも二年経ちました。出来ることが少なくなっている今、佐藤選手の”No attack,No chance”は非常に洗練されたレースで守りに走るのではなく、前向きにAttackする姿勢に励まされています。今季は、新エアロで四苦八苦だと思いますが、残り二戦もLiveでTV観戦しています。佐藤選手に良い風が吹きますように...

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