2016年3月12日土曜日

2016 INDYCAR レポート R1セント・ピーターズ・バーグ:インディー・ライツほか3シリーズがダブルヘダー

ステップ・アップ3カテゴリーを支えるマツダとクーパー・タイヤ
 
 マツダはスカラシップだけでなく、エンジン供給も行ってインディーカーへと繋がるステップ・アップ3カテゴリーに積極的なサポートを行っている。それはクーパー・タイヤズというアメリカのタイヤ・メーカーも同様で、インディー・ライツ、プロ・マツダ、USF2000の全3シリーズにタイヤを提供している。

SPMとAAが大量4台エントリーのインディー・ライツ

 
 新シャシー&エンジンでの2シーズン目を迎えるインディー・ライツ・プレゼンテッド・バイ・クーパー・タイヤズは、開幕戦&第2戦のダブルヘダーが行われるセント・ピーターズバーグに16台のエントリーを集めている。


 アメリカ、カナダ、コロンビア、イギリス、ブラジル、スウェーデン、ウルグアイ、プエルト・リコ、アラブ首長国連邦……と国際色の豊かさはインディーカー以上なのだから驚かされる。
 インディー・ライツにはシュミット・ピーターソン・モータースポーツ(・ウィズ・カーブ-アガジェニアン)とアンドレッティ・オートスポート、ふたつのインディーカー・チームが出場している。どちらも4台ずつをエントリー。インディーカー同様、豊富なデータでアドバンテージを得ようという考えだ。
 マツダ・ロード・トゥ・インディーのスカラシップを受けているサンティアゴ・ウルティアはシュミット・ピーターソン・モータースポーツ・ウィズ・カーブ-アガジェニアンから出場。
 2017年にインディーカーへのステップ・アップを計画しているフンコス・レーシング、同じくインディーカー進出を目論むカーリン・モータースポーツも2台ずつをエントリーさせている。

プロ・マツダは国際色豊かな12人のドライバーが激突

 プロ・マツダ・プレゼンテッド・バイ・クーパー・タイヤズは、12台がセント・ピータースバーグにエントリー。こちらもダブルヘダー。オーストラリア、フランス、カナダ、メキシコ、アルゼンチン、マレーシア……と、近頃のアメリカン・ステップ・アップ・フォーミュラは本当に世界中からドライバーが集まってきている。
 プロ・マツダの最大勢力はフンコス・レーシングで、4台をエントリー。インディー・ライツでも活動しているチーム・ペルフレイも3台をエントリーしている。
 マツダ・ロード・トゥ・インディーのスカラシップを得ているニコ・ジャミンはケイブ・モータースポーツ・ウィズ・ウェイン・テイラー・レーシングで走る。彼らはUSF2000にも3台を出場させている。

USF2000はなんと28台がエントリー

 クーパー・タイヤズ・USF2000・プレゼンテッド・バイ・マツダは、大量28台ものエントリーを集めた。こちらもダブルヘダー。ほぼ入門カテゴリーといっていいこちらにはアメリカ人のエントリーが多いが、ブラジル、オーストラリア、カナダからの出場組がいる。
 インディー・ライツは2リッター・ターボで450馬力で、プラス50馬力のプッシュ・トゥ・パス装備。プロ・マツダはロータリー・エンジン、USF2000はマツダの2リッターNAエンジン搭載だ。

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