2016年3月12日土曜日

2016 INDYCAR レポート R1 セント・ピーターズ・バーグ Day1 プラクティス1:最速はシモン・パジェノー。ウィル・パワーがクラッシュ

シーズン最初のセッションをトップで終えたパジェノー Photo:INDYCAR (Joe Skibinsky) クリックして拡大
ホウクスワースがペースセッターとなりセッション・スタート

 2016年シーズン最初のプラクティスは、雲多めでフロリダ・サンシャインの下で、とは行かなかったが、24℃という暖かさの中でスタートした。
 1時間15分のセッションだが、路面がソコソコできあがるまで走らないチームが多く、全員が本格的に走り出したのは開始から40分が経過してからだった。
 



セッション序盤から快走を見せたホウクスワース Photo:INDYCAR (John Cote) クリックして拡大
  ペース・セッターになったのはインディーカー3年目のジャック・ホウクスワース(AJ・フォイト・エンタープライゼス)。トップに立っていたルーキーのスペンサー・ピゴット(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)のラップ・タイムが1分3秒台だったのを、一気に1分1秒9まで縮めてトップを奪い、その後に1分1秒7870までタイムを縮めてトップをキープした。

ウィル・パワー、フェンスにハード・ヒット!

 セッション開始から50分が経過した頃、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がターン9でクラッシュした。まだ走り出してから6周目のことだった。


立ち上がりでアンダーが出るような感じでフェンスに激突 Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher) クリックして拡大
タイムも1分2秒4351のベストしか出せておらず、22台中の14番手につけている段階だった。左コーナー外側のコンクリート・ウォールにハード・ヒットした。フロント・ウィング、フロント・サスペンション、サイドポッド、リヤ・ホイール、リヤ・バンパー、リヤ・ウィングまで全面的に大ダメージをマシンは受けたが、パワーに怪我はなかった。

パジェノーがトップに! 佐藤琢磨も4番手タイム

 マシンの排除とコースの清掃がされ、残り17分弱でグリーン・フラッグに。この後にシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が1分1秒台を3周続けて記録。そのうちの2周目が1分8秒7246で、これが今年最初のプラクティス・セッションでの最速となった。2番手はホウクスワース=1分1秒7870。パジェノーとの差は0.0624秒。3番手はエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)=1分1秒8051だった。

セッション序盤から上位をキープし、好調なスタートを切った佐藤琢磨 Photo:INDYCAR (John Cote) クリックして拡大
  4番手には佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)がきた。1分1秒8411は、15周を走ったうちの5周目にマークされた。トップのパジェノーとの差は0.1165秒。トップ4をペンスキーとフォイトが分け合い、その後ろにはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)=1分1秒8734、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)=1分1秒9622、トニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)=1分1秒9967と続いていた。

昨年のウィナー、モントーヤは8番手スタート

 去年のセント・ピータースバーグ・ウィナー=ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)は1分2秒0964で8番手。ホンダ勢で去年のランキング・トップだったグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は1分2秒2415のベストで15番手とスロー・スタート気味だ。


Photo:INDYCAR (Chris Owens)
 ルーキー・バトルはアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が1分2秒5897により18番手でトップだった。セッション中に気温はジリジリ上昇。最後は26℃になっていた。
以上

0 件のコメント:

コメントを投稿