2016年5月29日日曜日

2016 INDYCARニュース 第100回インディアナポリス500 5月28日 :インディー500にNASAが来た

スペシャル・ヴィークルのプロモーションのため、開発を担当した若いNASAエンジニアたち自らインディー500会場に遠征して来ている。Photo:Masahiko Amano
NASA開発の電気自動車がインディーに登場

 今年のインディ500会場を不思議な自動車が走っている。NASAが開発した電気自動車だ。4輪それぞれにモーター装備。ブレーキもモーターを使ったものだという。ステアリングもフライ・バイ・ワイヤで、しかも4輪が180度切れる。駐車スペースに真横に入る事さえ可能ということだ。東京のように狭いところで、この技術は役立つと思う。車の前後に10センチずつのスペースがあれば楽々駐車できちゃうので。

左右に180度ステアするクルマ。これと同じ技術を装着する8輪だったか(?)の大型車両は、各車輪が関節を持つ長いアームに装着されていて、大きな段差があってもアームを持ち上げたり、低いところまで降ろしたりしてグングン進んで行く。月や火星に送り込んで地表を探索させる……なんていう目的での使用を見込んで開発がされているとのこと。 Photo:Masahiko Amano

 今年のインディー500は第100回目の開催とあって、インディーの方からNASAに「何かプロモーションをやりませんか?」とオファー。NASAがそれを受けて、上記のクルマを持ち込んだ。その他にも、インディー500ではガレージやピットに入る通行証となるピン・バッジがあるのだが、それを宇宙ステーションで働く飛行士たちが身につけることとなり、インディーカーのオフィシャルたちはNASAのバッジをつけている。

NASAのバッジを見せてくれているのは、インディカーのメディア・スタッフのアーニ・スリベン氏。Photo:Masahiko Amano 
左の円形のバッジがNASAバッジだ Photo:Masahiko Amano
 

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