2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第7・8戦 シボレー・デュアル・イン・デトロイト Day1 プラクティス1：「クルマのフィーリングは悪くないのですがちょっとトップとの差が大きいのが心配です。まずは、すでにマシンを合わせ込んでいるホンダ勢に追いつかないといけないですね」

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「ライドハイトを決めるまでに時間がかかってしまいました」

Jack Amano(以下――）：コースに変わったところはありますか？

佐藤琢磨：ないですけど、バック・ストレートが随分バンピーになってる。眼球が飛び出そう（笑）。

――では、サスペンション・セッティングがまた大変ですね？

佐藤琢磨：もうライドハイトが全然狂っちゃった。去年よりマシンにダウンフォースが出てるっていうのも影響してるのかもしれないけど。すごい底打ちが酷くて、なんか随分時間がかかっちゃいましたね、ライドハイトを決め切るまでに。

――クルマのフィーリングはどうですか？

佐藤琢磨：悪くないんですけど、でもちょっとトップとの差が大きいので心配です。
「まずはクルマを速くするのが先決です」

――トップ3がかなり速いですね。

佐藤琢磨：速過ぎ。

――この1セッションでもう予選というのが、ホントに難しいですね？

佐藤琢磨：そうですね。本当だったら、順を追ってバック・トゥ・バックのテストをしたかったんだけど、先に話したクルマの底打ちとかで、クルマがまともに働き出すところまで押し上げるのにすごい時間がかかっちゃったんで、最後はもう幾つかのセッティングを同時に投げ入れた……みたいな感じだったんですよね。だから、それらを、別々のものを同時にやってるので、ひとつひとつフィーリングを整理してフィードバックしないといけないのと、データも本当は互いに助け合うものだから、全部を理解した上で組み合わせて速くするものを、一気に入れちゃったんで、何がどれをどうしたっていうのを、これから短い時間で分析しないといけないので、ちょっとそれがタフですね。今回は、コースに持ってきたパッケージが去年とは随分違うし。そうは言っても、アンドレッティ・オートスポートやレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングはマシンをすでに合わせ込んでいるので、そのへん、まずは彼らに追いつかないといけないですね。

――予選順位はかなり重要で、レースも睨みつつ……というのも大変ですね？

佐藤琢磨：そうですね。でも、まずはクルマを速くすることが先決です。明日、ウォーム・アップ的なセッションがあるので、そこでレース用のセットアップは確認することにします。
以上