2017年2月12日日曜日

2017 INDYCARレポート 2月11日 フェニックス・オープン・テスト Day2 セッション3:トップ・タイムはJR・ヒルデブランド!2番手はエド・カーペンター

初日から好調だったヒルデブランドが2日目最初のセッションでトップタイム Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
エド・カーペンター・レーシングが1-2! 
ペンスキーは3~5位につけて2日目はシボレー優勢でスタート


 晴れるのと曇るのを繰り返し、最後は結構な風も吹くコンディションとなったテスト・デイ2日目の最初のプラクティス=セッション3、トップ・タイムをマークしたのはエド・カーペンター・レーシングでフルシーズン出場のチャンスを掴んだJR・ヒルデブランドでした。
 カリフォルニア出身の29歳は、2時前にJRが記録したベスト・ラップは19.0401秒。昨年の予選でエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)の出したコースレコード=19.0997秒を僅かながら破るものでした。
 2番手に続いたのは、JRにチャンスを与えたチーム・オーナーのエド・カーペンター。ECRが1-2! エドのベストは19.1223秒で、チームメイトとの差は0.0822秒(!)でした。

 ECRの後ろに並んだのはチーム・ペンスキーの面々。昨日トップだったジョセフ・ニューガーデンが19.1693秒で3番手につけ、エリオ・カストロネヴェス、ウィル・パワーが4、5番手。エリオは19.1957秒、ウィルは19.1988秒。と、やっぱりシボレー軍団、優勢を保ってる印象ですね。

ホンダ最上位は6番手につけたアレシン

 6番手につけたのは帰って来たロシアン=ミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)。2時半過ぎ、このセッションでいちばん暑かった時間帯に19.2549秒を叩き出してました。相棒のジェイムズ・ヒンチクリフは19.3455秒のベストで10番手でした。

 7番手はトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)=19.2656秒。ホンダ勢の2番手ですね。
 8、9番手はフレンチ勢。シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が19.2387秒、セバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング)は19.3236秒をマークしてました。ここまでの9人が昨日ニューガーデンの出したトップ・タイム=19.3511秒を上回りました。ディフェンディング・シリーズ・チャンピオンのパジェノー、3セッション修了時点まであまり目立ってませんが、キッチリと良い数字を出してるんですよ。

 11番手はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)。12番手はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)。13番手はルーキーのエド・ジョーンズ(デイル・コイン・レーシング)。14番手はチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)。

佐藤琢磨は15番手でアンドレッティ勢のトップに
 そして、15番手が佐藤琢磨で、彼が今日のこのセッションではアンドレッティ・オートスポートのトップでした。39周を走って、29周目に記録された19.5778秒は、昨日の自己ベスト=19.5611秒に僅かながら届かないものでした。
 ライアン・ハンター-レイは19.9128秒のベストで18番手。マルコ・アンドレッティは20秒3052とベストが走行開始早々にクラッシュしてしまったロッシより悪く、最下位の21番手でした。
 琢磨の39周が最多で、RHRは20周、マルコは14周を走っただけ。ロッシが2周目にアクシデントを起こしたことでプログラム分担を再構築する必要が生まれたってことなんでしょうね。琢磨はガレージでセッティング変更を行い、残り時間が10分を切ってから走行再開してました。
 さぁ、残すは最後のセッション=3時間のみとなりました。降水確率は午後7時から40%以上、9時は51パーセントになるとの予報が出ています。
以上

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