2017年5月23日火曜日

2017 INDYCARレポート 第101回インディー500 5月22日 Day8 プラクティス8:マックス・チルトンが最速だった月曜プラクティス


決勝用マシンセッティングを試すこの日のプラクティスでも佐藤琢磨の好調は揺るがない Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
ホンダ勢、ドラフティングの中でも1-2-3

 チップ・ガナッシ・レーシング・チームズのマックス・チルトンが月曜日のプラクティス8ではトップだった。今日は昨日までの2日間の予選とは違い、決勝用セッティングを試すための1日。ここでホンダ勢は1-2-3だったが、そのトップがチルトンで、2番手がルーキーのエド・ジョーンズ(デイル・コイン・レーシング)、3番手はポール・ポジション・ウィナーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)だった。

 ドラフティングの効果をどれだけ得られたかがスピードに大きくするため、トップだった、あるいは上位だったからといって、それが即ちハイ・パフォーマンスの証明にはならない。しかし、速いラップを記録した者たちはおしなべて決勝用セッティングの仕上がりが良いというのが本当のところだろう。遅いマシンのままでは、ドラフティングで幾ら引っ張ってもらっても伸びるスピードに限界があるからだ。

5番手タイムの佐藤琢磨、安定した速さを発揮
 
AAはチーム集団走でドラフティングを入念にチェック Phgoto:INDYCAR (Mike Harding)

  予選で4位を得た佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)が今日の5番手。先週のプラクティスでも安定して速かったことで、琢磨はライバルたちから強く意識される存在となっている。
 予選は10位だったが、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)のレース・モードでの速さは本物だ。2014年ウィナーは今年も優勝候補に数えられている。
 F1で二度チャンピオンになっているフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ)は、今日も積極的に走って、少しでも多くの経験をコースで重ねるべく頑張っていた。今日の彼のベストは226.147mphで12番手につけた。
 チルトンは、「今日のプラクティスはずっとコクピットにとどまって周回を重ねた。とにかく走りたかった。走れば走るほど多くのことを学べるから。そういう態度で今日のプラクティスに臨んだ結果、トップ・タイムを出すことができた。チップ・ガナッシ・レーシング・チームズは本当に実力の高いチームだ」と話した。

手ごたえ感じる琢磨「結構いいデータが取れました」

 佐藤琢磨は、「レース用の確認は全部できました。ポジティブな面も多くありました。もっとヘビー・トラフィックで走りたかったといえば、そうでしたが、結構良いデータが取れたと思います。完全に手放しで満足ではないですけど。最後の走行、金曜日に最後のチェックをします。チームメイトたちの今日のデータもじっくり検討して、それを金曜に試して、レース用のセッティングを決定するつもりです」と話した。
 明日から3日間は走行なしだ。




1 件のコメント:

  1. マッハGO,GO,GOに出てくるオートジャッキ、インディカーに装備されたの何時だろう原作者の栗一平氏はどうやって情報仕入れたんだろう1967年に国産マシンに装備されていたのか?インディカーのテレビ中継なんか無い時代だし今みたくインターネットなんかない時代だしひょっとしたらアニメみたインディのレース関係者がインディマシンに取り入れたの?そうしたら栗一平氏は大発明ですよね?

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