2017年9月13日水曜日

2017 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 9月11日:ボーグウォーナー・トロフィー用・佐藤琢磨の顔の彫刻 その2 「もう、すごいの一言!」

粘土像と並んで、同じ笑顔で記念撮影 Photo:2017 Scott R Lepege All rights reserved クリックして拡大
「トロフィーに顔が乗るプロセスを知るのはとても貴重なこと
粘土で顔の皺一本まで作っていくプロセスとウイリアムの技術がすごい」

Jack Amano (以下――)ついに自分の「顔」と対面しましたが、その感想は?

佐藤琢磨:もうすごいの一言。でも、ちょっと実物より良く作り過ぎてる(笑)。こんな貴重な体験ができるなんて夢みたいです。まず、トロフィーに顔が乗ること自体が本当に信じられないようなことなのに、そのプロセスをね、こういう風にやっているんだというのを知るだけでも非常に貴重なことだと思うんですね。 

ベーレンズ氏から作品について説明を受ける Photo:2017 Scott R Lepege All rights reserved クリックして拡大
実際には、ドライバーの写真を撮ることだけで小さなメタルの顔を作ることもできると思うんですよ、今の技術があれば。だけど、この何十年も続いているトラディショナルなやり方でウィリアム(・ベーレンズ氏=彫刻家)が彫刻で、粘土でひとつひとつ僕の顔の皺一本まで至るまでディティールを作って行くという、このプロセスが本当にすごいと思うし、彼の技術も凄い。自分の顔を3ダイメンションで……って日本語で言うと何だろう……立体で見るなんて初めての体験だから、すごい体験です。
Photo:2017 Scott R Lepege All rights reserved
「さっき見た彫刻が、歴代ウィナーと同じサイズになって
トロフィーに刻まれるというのはまだ想像できないです」

 

――自分の顔の彫刻が作られている。それはボーグウォーナー・トロフィーに乗る。その事実をどう捉えていますか?

佐藤琢磨:うーん、まだ感覚としてわからないんですよ。もちろん、インディー500で勝ったっていうのはもう実感してます。ビクトリー・ツアーもたくさんやりました。だけど、まだまだこれから冬に向けて、こういう彫刻のプロセスからインディアナポリスでのアンヴェイル(除幕式)とか、それから日本にトロフィーがやって来たりとか、ミニ・ボーグウォーナー・トロフィーの授与もあります。その時になって、ようやくトロフィーについての実感って湧くんだろうなって思います。
Photo:2017 Scott R Lepege All rights reserved
今はまだ自分のあの顔、今さっき見た彫刻が、歴代のウィナーたちの顔と同じサイズになってトロフィーに刻まれるっていうのは想像ができないっていうか、わからない。でも、すごい楽しみですよね。

「ディフェンディング・チャンピオンとして
来年のインディー500に向かうことができることにワクワクしています」


――来年の5月を迎えて、インディー500にまた行くと、そこには自分の顔が乗ったトロフィーが飾られていて、しかも、チケットには琢磨選手の顔やマシンのイラストがプリントされるんですよね! 何十万人分もそれが刷られるわけです。
自らの粘土像並んで自撮り! なかなか体験できないショットが出来上がったことだろう Photo:2017 Scott R Lepege All rights reserved クリックして拡大

佐藤琢磨:そうですね。それはもう本当にすごいことだと思いますね。皆さんがサポートをしてくれたおかげで僕はここまで挑戦を続けてくることができたわけですから、それにものすごく感謝しています。来年はディフェンディング・チャンピオンとしてインディー500に向かうことができる。それを今から非常にワクワク、楽しみにしています。

――2連勝の期待もかかってますからね。さっき、連勝すると積み上がってきているボーグウォーナーからの大きなボーナスがあるって話も聞きました。

佐藤琢磨:まぁ、みんなは僕の負けっぷりを見たいと思うから(笑)。でも僕としてはもちろん、2連覇っていう物凄い大きな目標を今度は目指すわけで、それに向けて全力で環境作りも含めて頑張って行きたいと思っています。

レーベンズ氏のスタジオで、本人の粘土像を挟んでの珍しいインタビューとなりました Photo:2017 Scott R Lepege All rights reserved クリックして拡大 
 (GAORAの最終戦ソノマの放送枠でVTRでのインタビューが放映される予定です。そちらもお楽しみに!)
以上






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