2018年9月3日月曜日

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Race Day 決勝(速報版):佐藤琢磨が優勝!

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大

スターティンググリッド10列目からの劇的勝利
がっちりかみ合った高レベルの走りと「2ストップ」戦略!

 インディーカーシリーズ第16戦ポートランドで、佐藤琢磨選手が優勝した。佐藤選手の優勝は、昨年のインディー500以来で、インディーカーキャリア通算151戦目での3回目の勝利となる。


  前日の予選ではQ2進出を果たせず、20番グリッドからスタートした佐藤琢磨は、スタート直後にマルチクラッシュによるフルコースコーションが出た際、早々とピットインして、ここからの残り周回を2ストップとする作戦を選択。17番手でコースに復帰してからじわじわと順位を上げて、39周目に2回目のピットインを行う前時点では2位にまで浮上した。
 40周目、再び17位でコースインして、71周目にはトップに浮上。75周目にこのレース最後のピット作業を行ったが、その直後にイエローが出されて、チルトンに続く2位で80周目にグリーンフラッグを迎えた。
 チルトンは猛然と後続を引き離しにかかったものの、まだ1度もブラックタイヤを装着していなかったため、85周目に佐藤琢磨に首位を明け渡してピットイン。
 レースリーダーとなった佐藤琢磨は、燃費が苦しいハンター-レイの追撃を最後まで寄せ付けることなく21周を走り切ってフィニッシュした。

 佐藤琢磨選手は今回の優勝でチャンピオンシップポイントを290とし、ランキング11位に浮上した。次戦は9月16日のインディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ。この最終戦は昨年同様ダブルポイントが与えられる。
(編集部)

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