2019年3月23日土曜日

2019 INDYCAR ニュース 3月21日:ダニカ・パトリックがインディー500の解説者に

ダニカの解説者としてのインディー500復帰は、3月21日付のUSAトゥデイのスポーツのトップで報じられた。この日のスポーツのトップ記事はNCAAバスケットボールですがそれ以外だと彼女がトップ。
これはゴルフの世界ランキング・ナンバー1のダスティン・ジョンソンよりも上。
その次が、東京オリンピック・スキャンダル=竹田JOC会長辞任 Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

 NBC初のインディーカー中継の解説に抜擢

 USAトゥデイのスポーツ・セクションのトップにゴー・ダディのスーツを着たダニカ・パトリックの写真。その横には「ダニカがインディー500に復活!」との見出し!
「おいおい、引退撤回して500だけ参戦かよ」と思ったら、」”NBCスポーツのTV放送席に”とあった。
 
スポーツ・セクションのトップのアップ。片面の半分ですから、結構なサイズでの掲載。
しかも、内容はかなり好意的 Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
  インディー500といえばABCと決まっていた。去年まで54年間も放送して来てたのだ。それが今年からインディーカー・シリーズ全戦がNBCの放映に変わって、NBCは世界最大のモーター・レーシング・イヴェントを初めて放送することになり、大胆な解説陣抜擢がされたということ。アナウンサー一人にポール・トレイシーとタウンゼント・ベルのコンビ解説がつく。彼らがメインなのは変わらず、”アナリスト”として起用されるダニカが別のアナウンサー1人と組んで予選、レース前、レース中のレポートを行う……という体制だ。

賞賛に値するダニカのインディ500での実績
「意見は恐れずにいうつもり」というコメントも

この扱いの大きさに、インディーカーファンの期待度が表れている。どのような解説になるのか、日本のファンも興味のあるところだろう Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
 ダニカは何を話すのか? 楽しみだ。とにかく彼女のインディー500での成績は驚異的だから。去年の引退レースこそ前半戦でクラッシュというパッとしない結果だったけど、2005年のデビュー・イヤーに優勝争いをして4位フィニッシュしたのを皮切りに、翌年から2年続けて8位。2008年はアクシデントで22位だったものの、2009年には自己ベストとなる3位。その後も2010年に6位、2011年には10位と上位フィニッシュを積み重ねた。何かを見つけていたからこそのマルチ・トップ10フィニッシュと思うので、そのあたりを色々話してくれたら……と思う。しかし、8回の出場でトップ31回、トップ52回、トップ106回は賞賛されるに十分な成績。7年間のフル・シーズン・エントリーで、優勝を1回だけだが、2008年のインディー・ジャパン300=ツインリンクもてぎ=で挙げている。彼女も「意見は恐れず言うつもり」とコメントしているので、あちことズバズバ斬っちゃって欲しい。
 それにしても、「ダニカ人気は凄いんだなぁ」と改めて感じさせられた。引退してもまだUSAトゥデイに大々的に取り上げられるんだから。インディー500絡みだからこそ……なのも確かだけれど、これだけのヴァリューを持つに至ったレーシング・ドライヴァーって、そうそういない。

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