2019年11月30日土曜日

2019 INDYCARレポート 11月30日:11月はいろいろありましたね

ペンスキーのインディーカー・シリーズ買収で揺れた11月
 いやぁ、11月は実にいろいろありました。順不同で行きますね……と言いつつ、やっぱり最初に来るべきは、”ペンスキー・コーポレーションがハルマン&カンパニーとNTTインディーカー・シリーズを買収”ってニュースでしょう。この件は改めて書きたいと思います。誰もが必要と感じ続けて来た企業としての体質改善、なんとしても実現して欲しいもんです。


メイヤー・シャンク・レーシング、いよいよレギュラーに

 チーム、ドライバーに関するニュースでは、メイヤー・シャンク・レーシングが2020年からいよいよフル・シーズン・エントリーに! という朗報がありました。出場チームが増えるのは大歓迎。まだまだ増えて欲しいところです。MSRのドライバーには”あの”眉毛の濃いイギリス人=ジャック・ハーヴィーが継続起用されます。2019年に10レースに出場し、なかなかのパフォーマンスを見せてました。いいスポンサーもガッチリ掴んでるようです。マイケル・シャンク率いるチームは2018、2019年にシュミット・ピーターソン・モータースポーツと共闘してましたが、2020年はアンドレッティ・オートスポートと技術提携することになりました。いまどき1台数体制では厳し過ぎますからね。いいパートナーを見つけましたよ、シャンク親分。2019年のハーディング・スタインブレナー・レーシングとほぼ同じ体制になるとしたら、コルトン・ハータまで行かなくとも、かなりの仕事が期待できちゃいます。
 覚えてますか? シャンクとアンドレッティって2017年のインディー500を一緒に戦ってたこと。佐藤琢磨がインディー500で優勝した年ですが、フェルナンド・アロンソもいたし、ハーヴィーの影は薄過ぎました。でも、彼はあのチームのれっきとした一因だったんです。そういう下地があって、ハーディングの抜けたところにMSRはスッポリと収まることができました。シュミットはシヴォレー軍団に移籍したので、ホンダとの関係が長く、今もIMSAのシリーズでアキュラ・ワークスのNSXを走らせているシャンクには同行するという選択肢はなかったんですよ。シュミットとの提携でシュミットを上回るパフォーマンスを発揮、インディカー・グラン・プリで予選も決勝3位という自己ベスト・リザルトを残したハーヴィー&MSRですから、アンドレッティのデータ、リソースをバックにもう一歩の躍進が期待できそうです。

ECR、ライナス・ヴィーケイ起用で2台体制堅持

 次にエド・カーペンター・レーシング。2020年も2カー体制……の予定みたいです。ただし、2019年のインディー・ライツでランキング2位となったオランダの若手=ライナス・ヴィーケイが21号車に新たに起用されます。つまりは、スペンサー・ピゴットがシートを失うということ。ヴィーケイには母国のスーパーマーケット・チェーンという大きなスポンサーがいるので、持ち込みナシのピゴットは太刀打ちできませんでした。2019年はかなり頑張ってましたけどね、ピゴット。ウォッカのファジーズが離脱してからというもの、ECRには大きなスポンサー、ついてませんから。さすがに、資金持ち込みドライバーでないと2カー体制を保てない経営状況になっちゃいました。エドのお母さんの旦那=トニー・ジョージ氏がIMSの経営と無関係になるのも彼らにとっては逆風でしょう。エドのパフォーマンスも下がってるし、チームの行末がかなり心配される状況と言えますね。エドの20号車、2020年のロードコースでは誰が乗るんでしょうか? それもハッキリしてません。エド・ジョーンズはない……はずです。そこにピゴット……っていうのはあるのかな?

ブルデイ、デイル・コインと決別!
代わりのシートにはヒンチクリフか?!


 月末になって入って来たショッキングなニュースは、セバスチャン・ブルデイが2020年はデイル・コイン・レーシングから出場できない! というもの。チャンプカーの4年連続チャンピオン、F1出場経験も持つ彼は100万ドルのギャラで雇われて来たとの噂でしたが、2020年に向けてはコインもジミー・ヴァッサー&ジェイムズ・サリヴァンのコンビも”セブ”を走らせるのに必要なだけスポンサー・マネーを調達できなかったんですね。アメリカは好景気と言われてますけど、どこもかしこもスポンサー獲得は思うように行っておらず、DCRは11月も末となって、”2台とも資金持ち込みドライバーにしないとやって行けない”という判断に行き着いた、と。では、サンティーノ・フェルッチの相棒は誰になるんでしょう?
……と注目を集めることになったのが、マクラーレンと組んだシュミット・ピーターソン・モータースポーツに放り出されたカナダの人気者=ジェイムズ・ヒンチクリフ。ブルデイとは違ってスポンサー獲得に向けた活動を続けて来ているヒンチだけに、すでにあるバック・アップ体制にプラス・アルファが見つかれば、DCRにレギュラー・シート確保がなるのでは? と見られています。いつになく動きの多いオフ・シーズン。まだ体制が固まってないチームも、AJ・フォイト・エンタープライゼスとかカーリンとか、残ってます。
以上

2 件のコメント:

  1. 天野さん、こんばんは。私は、ブルデーのニュースにはすごくショックです。ブルデーは、インディ走らないんですか?それは、絶対嫌だな…。モントーヤや、エリオなどのベテランが去ってブルデーまで。ブリスコーは、どうしているんでしょ?琢磨&グレアムコンビが、来シーズンも見れるからまだ楽しみだけどおもしろみがなくなりそうです。

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  2. ボーデの離脱のニュースは非常に残念です。
    CART時代から大好きなドライバーで、F1ではチーム事情もあって残念な結果に終わってしまいましたが、インディカーでは琢磨ともども中堅〜下位チームで魅せる走りをしてくれて、毎回楽しみにしておりました。
    出来ればインディカーでも一度はトップチームで見たかった。ディクソンとチームメイトとか。
    もうインディカーでは見られないのでしょうか?
    チャンプカーで前人未到の4連覇をしましたが、インディ500でも優勝して欲しかったです。

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