2022年2月28日月曜日

2022 INDYCARレポート R1 ファイアストン・グランプリ・オヴ・セイント・ピーターズバーグ Race Day ウォームアップ:決勝日ウォーム・アップでの最速はコルトン・ハータ

涼しいコンディションのなか、ハータがブラックでトップタイム

 昨年のセイント・ピーターズバーグ・ウィナー、コルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)が決勝前のウォーム・アップ・セッションでの最速ドライヴァーとなった。21〜21°Cという涼しさ、路面温度も25〜27°Cと、暑くなる決勝に比べるとかなり低温のコンディション下、ハータはセッション終盤にブラック・タイヤ装着で1分00秒3283をマークした。



ニューガーデン、ようやく2番手タイム!
パロウも3番手、そしてルーキー、アイロットが4番手に


 2番手に来たのはジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)。こちらは2019、2020年のセイント・ピーターズバーグ・ウィナー。彼の1分00秒5971はレッド・タイヤで記録された。
 3番手はディフェンディング・チャンピオンのアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)。1分00秒8311をブラック・タイヤで出して来た。
 そして、4番手にはルーキーのカルーム・アイロット(フンコス・ホリンジャー・レーシング)が食い込んだ。イギリス出身ルーキーは、去年の最終3戦を経験している点で他のルーキーたちにアドヴァンテージを持っているが、シリーズ唯一となった1カー・チームからの参戦というのはそれを上回る明らかな不利。ブラック・タイヤ装着でコンペティティヴなタイムを出して来た。スポンサー・ロゴがほとんど見当たらない白・緑・黒のマシンのレースぶりに注目したい。


決勝のポイントは、路面温度とソフトタイヤのマッチング

 今日のレースは午後12時25分のスタート。金曜のプラクティス1、土曜の予選よりも早い時間帯だが、路面はウォーム・アップ時よりずっと熱くなるだろう。ソフト・コンパウンドのレッド・タイヤがどこまで持つのか?
どのタイミングで使うのか? どれだけ長く持たせることができるか? が勝敗の鍵を握りそうだ。

 5番手はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)。1分01秒1879(ブラック・タイヤ)。
 6番手はポール・シッターのスコット・マクロクリン(チーム・ペンスキー)。ベストはレッド装着での1分01秒1952だった。
 7番手はマーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)、8番手はフェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)とスウェーデン勢が並んだ。
 9番手はカイル・カークウッド(AJ・フォイト・エンタープライゼス)。2017、2018年のウィナー、セイント・ピーターズバーグ在住のセバスチャン・ブルデイがピットで彼をサポートしているとはいえ、プラクティス1で12番手、プラクティス2で8番手、予選12位、ウォーム・アップで9番手と素晴らしい安定感を見せて来ている。
 そして、10番手は佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)だった。トラフィックは多かったが、トラブルなしで周回を重ね、ようやくマシン・セッティングを競争力のあるレヴェルまで引き上げることができた。

パワー、ヴィーケイらは2桁順位にとどまる
マクラーレン勢もいまだ後方順位に


 予選2位だったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は13番手=1分01秒5479。
 予選4位のリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)は11番手=1分01秒4795。
 プラクティス1でトップ、予選で5位だったロマイン・グロジャン(アンドレッティ・オートスポート)は21番手=1分01秒9887。
 予選で6位につけたシモン・パジェノー(メイヤー・シャンク・レーシング)は18番手=1分01秒9641。
 予選13位だったアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)は、ウォーム・アップでもベストは1分02秒2341と芳しくなく、22番手というポジション。
 パト・オーワード(アロウ・マクラーレンSP)は苦戦。予選16位だった彼はウォーム・アップでも1分01秒9711で19番手と目立てなかった。
 琢磨のチームメイトのデイヴィッド・マルーカス(デイル・コイン・レーシング・ウィズHMD)は16番手=1分01秒7250。
 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは、グレアム・レイホールが12番手=1分01秒5225。ジャック・ハーヴィーが14番手=1分01秒5726。ルーキーのクリスチャン・ルンドガールドが1分02秒2451で23番手。
 予選で奮闘し14位となったダルトン・ケレット(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は20番手で、彼のチームメイト、女性ルーキー・ドライヴァーのタティアナ・カルデロンは25番手だった。

グロジャンとカストロネヴェス、またも接触

 エリオ・カストロネヴェス(メイヤー・シャンク・レーシング)は1分03秒4649しか出せず最後尾の26番手。ターン1でグロジャンと軽い接触アリ。同じアンドレッティ軍団で走る彼らだが、ちょっと関係がビミョーなことになっているのかもしれない。
 

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