2022年7月31日日曜日

2022 INDYCARレポート R13ギャラガー・グランプリ Race Day:インディー500とブリックヤード400ウィナー集合

 

Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

超豪華!!  レース界のレジェンドから今日走行する現役まで
IMSで栄光を刻んだスター・ドライバーが勢ぞろい!

 今朝、インディーカーのウォーム・アップ・セッションとNASCARカップ・シリーズのプラクティスのインターヴァルにレンガの敷き詰められたコントロール・ライン上にインディー500とブリックヤード400(2021年からはヴェライゾン200)のウィナーたちがズラリと並んだ。その数、22人。インディー500ウィナーが13人とブリックヤード400ウィナー9人。両レースで勝っている人はいない。


新型コロナパンデミックが生んだ
共催イベントならではの記念すべき瞬間

 パンデミックが生み出したインディーカーとストックカーの共催イヴェントで、今週のメインはストックカーの方。とはいうものの、100年以上の世界一の歴史を持つインディー500と、いくらアメリカで一番人気のストックカーといっても1994年に始まったばかりのレースで、2020年でオーヴァルからロードコースに開催コースも変えてしまっているものを同等に取り扱うのはどうかと思う。もしかしたら、今年でこの共催イヴェントは終わりってことになるのかも。土曜と日曜で客層が全然違うんだから、一緒にやることを喜んでるのはテレビ局ぐらいでしょう。放送用設営1回で3シリーズをカヴァーできちゃうってのだから。

インディー500ウィナーは、
AJ・フォイト
リック・メアーズ
エリオ・カストロネヴェス
アリー・ルイエンダイク
佐藤琢磨
マリオ・アンドレッティ
ボビー・レイホール
サム・ホーニッシュJr.
スコット・ディクソン
アレクサンダー・ロッシ
ウィル・パワー
シモン・パジェノー
マーカス・エリクソン

ブリックヤード400(ヴェライゾン200)ウィナーは、
ジェフ・ゴードン
ジミー・ジョンソン
ケヴィン・ハーヴィック
カイル・ブッシュ
デイル・ジャレット
リッキー・ラッド
ケイシー・ケイン
ブラッド・ケセロウスキー
AJ・アルメンディンガー

 真ん中にインディー500で最多の4勝を挙げているドライヴァーが3人とマリオ・アンドレッティ。AJとマリオはストックカー最大のレースであるデイトナ500でも勝ってます。彼らがセンターであることに文句を言う人はいないでしょう。その両サイドにブリックヤード400で5勝のゴードンと4勝のジョンソン。
 インディー500で2勝の琢磨はかなりセンターに近い位置に座らせてもらってたけど、同じく2勝のルイエンダイクはちょっと端っこ過ぎたのでは? ブッシュの座ってた辺りの方がよかった。カイルに恨みも何もないけれど、彼より1勝多い3勝をブリックヤードで挙げているハーヴィックの方がもっといい位置に座らせてもらうべきだったとも思う。

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左側の2列
前が左からサム・ホーニッシュJr.、リッキー・ラッド、アリー・ルイエンダイク、カイル・ブッシュ。
後ろはウィル・パワー、ブラッド・ケセロウスキー、アレクサンダー・ロッシ、マーカス・エリクソン。

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真ん中が
エリオ・カストロネヴェス、ジェフ・ゴードン、AJ・フォイト、ロジャー・ペンスキー、マリオ・アンドレッティ、リック・メアーズ。

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右側の2列
前が左から佐藤琢磨、デイル・ジャレット、ボビー・レイホール、ケヴィン・ハーヴィック。
後ろはジミー・ジョンソン、AJ・アルメンディンガー、スコット・ディクソン、ケイシー・ケイン、シモン・パジェノー。

 説明不要でしょうが、ド真ん中のロジャー・ペンスキーはIMS、NTTインディーカー・シリーズ、チーム・ペンスキーのオーナーで、ドライヴァーとしてインディー500やブリックヤード400で優勝してはいません。インディー500は史上最多の18勝をしてきてますが、ブリックヤード400での勝利は1回のみ。

アメリカン・モータースポーツの歴史を築いたヒーローたちの姿に感動

 今週のインディアナポリス・モーター・スピードウェイにはこれだけ豪華なメンバーが集まっていたのだなぁ……と感動。残念ながら、チップ・ガナッシ・レーシングで働いているダリオ・フランキッティ、同じくトニー・カナーン、2020年チャンピオン=チェイス・エリオットの父親のビル・エリオット、自分のチームがカップとエクスフィニティの両シリーズで参戦しているチームオーナーのトニー・スチュアート、インディアナ出身のストックカー・ドライヴァー=ライアン・ニューマンは今日のスピードウェイに来ていても何の不思議もなかったけれど、来てなかった。

 ラッドの老けっぷりとジャレットの総白髪にはビックリしたけれど、ふたりとももう65歳なので仕方がないか、と。体格が良くなってるのがゴードン(50歳)とホーニッシュJr.(43歳)。87歳のAJはもうちょっと体重を落として、健康管理に留意して欲しいところです。人のこと言える私じゃないのはわかってます。

以上

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