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Photo:Penske Entertainment |
気温は上昇、しかし路面温度は予選時とあまり変わらないコンディションで走行開始
25分間と短いセッションだが、予選後の夕方4時過ぎからファイナル・プラクティスが開催された。気温は31℃まで上昇。路面温度も47℃まで上がっていた。気温は今週最高、路面温度は意外に上がらず、今日の予選時とほぼ同じだった。
大半のエントラントがレッド・タイヤの耐久性チェックに多くの時間を割き、トップ・チームの中にはセッション終盤にブラックも少しだけ確認……というプログラムを採用しているところもあった。
パロウ、ユーズド・レッドでいきなり好タイム!レースカーの仕上がりは上々
そんな中で最速ラップをマークしたのは、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)だった。明日のレースに5番手グリッドから出走するポイント・リーダーは、レース・カー用セッティングがかなりの仕上がりとなっているようで、ユーズドのレッド・タイヤで走り出して5周目にセッション・トップとなる59秒1766を記録した。彼の全22周のうちの7周目だった。これはレース・ペースとしては速い部類に入るラップ・タイムと見られる。タイヤの仕様が変わっているので単純比較はできないが、昨年のレース中のリーダーは、1分00〜01秒台でラップを重ねていたからだ。今日のパロウが燃料をどれだけ積んでいたかも不明なので、このハイ・ペースを明日のレースでも実現可能なのかはわからないが……。
明日は気温が今日より高くなるとの予報。ただし、スタートは正午過ぎと早目であるため、路面温度はそんなに大きくは上がらないかもしれない。今日行われたファイナル・プラクティスと結構似たコンディションになる可能性も考えられる。サマー・タイムを採用しているアメリカでは、この時期の日中の気温のピークは午後の遅目の時間帯に来るからだ。
予選不発のハータ、2番手タイム「明日は作戦も含めて持てる力をフルに発揮する」
2番手はコルトン・ハータ(アンドレッティ・グローバル・ウィズ・カーブ・アガジェニアン/ホンダ)だった。予選直前のプラクティス2で最速ラップを記録していたので、予選でも上位グリッドを競うことが期待されていたが、まさかのQ1敗退=ポートランドでは初(!)。しかし、ファイナル・プラクティスで2番手に食い込むコンペティティヴは走りを見せた。
「今日の予選は不思議な感じだった。不幸にも、僕らは自分たちの実現可能だった速いラップ・タイムを記録できずに終わった。赤旗があり、その後のセッションでも速いラップを完璧に仕立て上げることに失敗した。今週末の僕らは、スピードが出せたり、出せなかったりと安定感を欠いている。ハイ・ペースで走るだけのポテンシャルがマシンに備わっているのは間違いない。レースでは、上位へと進出するチャンスがあるだろう。そこには作戦の良し悪しも絡んで来る。明日は、持てる力をフルに発揮し、作戦でも自分たちを有利な状況へ導けるような戦いをしたい」とハータはコメントしていた。予選16位だったハータだが、ペナルティでグリッド降格されるドライヴァーが4人いることで、彼のスタート位置は13番手となる。
以上
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