2025年8月24日日曜日

2025 INDYCAR レポート R16 スナップ₋オン・ミルウォーキー・マイル 250 Day1 予選:デイヴィッド・マルーカス 予選2位 会見レポート「パロウが最終コーナーを立ち上がってきたとき、幽霊を見ました」

 「予選を走り切ってとても美しいラップになっていたと感じました」

――2025年シーズン2回目のフロント・ロウ・グリッド獲得です。4回目の2位スタート。完璧な2ラップを完成させられたと思っていたのでは?

デイヴィッド・マルーカス:とても美しい2ラップでした。ゴール・ラインを横切った時、私はダッシュボードでタイムを確認しませんでした。それらが速かったことは明らかでしたから。時として、とても良い走りができるとわかっていることがありますが、私は予選を走り切って、本当に美しいラップになっていたと感じました。ポール・ポジション獲得がついに達成される、と思いました。
 それでも、私は予選が終わるまで待たないとなりませんでした。アレックス・パロウがターン4から立ち上がって来るのを見た時、“えぇっ?“となりました。幽霊を見ました。彼にPPを攫われたと思いました。

 しかし、2位は良い結果です。フロント・ロウ・グリッドをミルウォーキーで獲得することができた。僕らのレース用マシン・セッティングはとても良いので、明日の戦いがどうなるか、とても楽しみです。



「明日のスタートはミルウォーキーのようにパロウと私だけのバトルになるでしょう」

――レース用のマシンは上々?

デイヴィッド・マルーカス:はい。これから午後のプラクティスを走り、そこで全ての答えは出ると思います。朝のプラクティスではパロウのすぐ後ろを走っていて、彼が凄く速くて、多くのパスを実現させていました。これはどこかで経験したような……アイオワか?
と感じていました。シーズン前半のあのレースでは、私とパロウだけが先頭を走っていて、彼だけとのバトルになっていました。明日のスタートは、ちょうどあの時のような感じになるんだと思います。そして、その後にはミルウォーキーならではの美しい混沌がスタートすることでしょう。それらが全て終了した時、私たちはどのポジションを手にしているのか。

――このコースで速く走るためのポイントは? チームメイトとのマシン・セッティングは違う?

デイヴィッド・マルーカス:セッティングに関して言えば、それはドライヴァーによって違います。それぞれが好みを持っていて、そこには幅があるからです。だから、チームメイトとのセッティングは大きく違っています。マシンに何を求めるか、という波長でもドライヴァー同士で大きく違うんです。
 このコースで速く走る件ですが、走れる時間が短い。プラクティスを1回行っただけで、もう予選。マシンに勢い位をつけて、自分にとってのベストのラインを発見し、そこにマシンを乗っけて行く必要がある。このコースは多くのオーヴァルと異なるライン採りが求められる。低いラインを走る人も、高いラインを走るいるし、真ん中辺りに自分のベストを見つけている人もいる。


「明日は”タイヤ・デグ・レ―ス”になるでしょう」

――予選でのあなたは、ウォーム・アップ・ラップが27人のうちで最速でした。少し速過ぎたでしょうか?

デイヴィッド・マルーカス:そうでしたね。ウォーム・アップ・ラップもカウントしてくれたら、私が最速でしたね。その辺りは、タイヤ・デグラデイションに関する戦略がどうだったかが影響していました。今回のタイヤは摩耗が激しく、予選での数周で“減り“を感ずることができました。そのため、人によって戦略は違っていたと思います。ウォーム・アップ・ラップをどう走り、タイヤを労っていたチームもあったということです。しかし、私たちの考えでは、最初からフル・プッシュを行うのが良い、となっていたんです。

――明日のレースは、どれほど混沌としたものになるのでしょう? 1スティントは40周ぐらいでしょうか? タイヤはグリップが落ちます。どんな戦いになると考えていますか?

デイヴィッド・マルーカス:タイヤ・デグ・レース、になるでしょう。とても楽しいレースになるということです。新しいタイヤを装着し、アンダーカットをトライする。そんな戦いが展開されるのでは? 楽しいレースになると思います。ファンタスティックなレースになる。正直は話、自分たちがどのようなポジションに着けていることができるか、イエローが出るタイミングまで、あるいは、ゴールを迎えるまで、それは全くわかりません。コース上でできる限り速く走って、できるだけ多くのライヴァルをパスする飲みです。

「今年の自分たちは去年に比べて、大きな進歩を遂げ、多くを学びました」

――今年のあなたは予選で強さを発揮しています。1周を速く走るために、何を掴んだんでしょう? それとは逆に、予選での速さをレースに置き換えて結果を手に入れるために、どうすれば良いと考えていますか?

デイヴィッド・マルーカス:予選で何かを見つけた、それは100パーセント間違いありません。去年に比べ、自分たちは大きな進歩を遂げました。とても多くを学びました。若いクルーが多いチームで、私も23歳ですから、多くを学ぶことができたんです。
 予選に向けてのマシン・セッティングで良いものを見つけました。ロード・コースについても同様です。今年の私たちは、予選において多くの成功を掴んで来ています。ロードコースについても同じで、そこからレースに向けたフォーカスも強めています。
 まだ多くの答えを見つける必要があります。長いオフ・シーズンが待っています。それらの探し求めている答えを見つけたい。自分たちとしては、とてもハッピーなシーズンを送ることができています。シーズンが始まった頃に比べ、私たちは大きな進化を遂げています。

――今シーズンに学んだ大きなものは?

デイヴィッド・マルーカス:ストリート・コース用のマシンで大きなゲインがありました。私たちは競争力を大いに高めたと思います。そこが自分たちの苦しんでいた大きな部分でしたから。そして、予選でのパフォー^マンスを劇的に向上させた。
 あとはレースでの速いペースを実現させること。そこがパズルの最後の一片です。そこからは、マシンの細かな部分のファイン・チューニングを行うことで、高い競争力を得ることができると思います。

「今年の好成績は全てジェイムズ・シュネイベルのおかげ」

――去年、サンティーノ(・フェルッチ)とジェイムズ・シュネイベルが強力なコンビになって、サンティーノはキャリア・ベストのシーズンを送った。あなたも今年、良いシーズンを送っていますね? 今、どんな状況ですか?

デイヴィッド・マルーカス:多くの点でジェイムズ・シュネイベルの功績は大きいと思います。彼はフェルッチを変身させ、私も同様に変えた。彼は1シーズンで多くの成果を手に入れたい、とても多くのことを実現できるドライヴァーとなった。
 私たちは話し合い、多くの点でお互いの理解を深めた。良好で強力な関係を築き上げた。性格的な面までお互いを深く知り、自分がどんなマシンを好むのかなどを学んだ。その結果、彼は信じられないような仕事をし、私が何を必要としているかを理解し、それらを私に与えてくれるようになった。
 今シーズンの最初、セイント・ピーターズバーグを振り返ると、最初の数ヶ月と今とで、どれだけ物事が違っているかに驚く。予選でトップ10に入ることさえできずにいたのに、今の僕らは何回かファスト6に進出することすらでき、ミルウォーキーではフロント・ロウにグリッドを確保することができたんだ。みんなジェイムズのおかげだよ。

以上




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