2012年3月7日水曜日

2012年IZODインディーカー・シリーズレポート 3月5日 セブリング合同テスト その3 [ニューマシンはドライバーに好評」

好天下でライアン・ハンター-レイがトップ・タイム
初日トップタイムをマークし新車に好感触のハンター-レイ 
Photo:INDYCAR(LAT)

 テスト初日は朝から晴天となった。ただ、午前中は冷たい風が吹いていた。クルーたちの中には半袖組も多かったが、それはアメリカ人やイギリス人(カナダ人も)は寒さに超強い人が多いからで、16℃あったといっても風のせいで体感温度は低くなっていた。午後には風も和らぎ、やっとフロリダらしくなった。少し動けば汗ばむほどの暑さ(=22℃まで上昇)で、クルーたちは日焼け止めを塗っていた。
 午前中は9時に走行開始で、正午からランチブレイク。第1セッションのトップタイムはカストロネベスによる52秒9415だった。
 2番手につけたのはハンター-レイで、その差は0.1623秒差。3番手にはパワーがトップから0.1711秒差でつけた。ホンダ勢のトップはウィルソンで、カストロネベスとの間には0.8436秒の差があった。ロータスのデ・シルベストロは、トップから大きく1.6225秒も離され、走行10台中のの10番手だった。

 午後は1時から5時まで走行。最終的にトップに立ったのはハンター-レイ。タイムは52秒5826で、これが1日目の最速となった。
 午後の2番時計はカストロネベスによる52秒7092。午前も午後もトップ2は同じ顔ぶれで、順位が入れ替わっていた。
 午後の3番手で、今日の3番手につけたのは、ホンダ搭載のルーキー、パジェノーだった。タイムは52秒7311と、トップに迫る競争力十分なものとされていた。

新しいマシンは楽しい!

 「セブリングでのテストはストリート・コースに向いているが、多くのマシンが一緒に走るとどんどんタイヤラバーが乗ってしまう。走り込んでタイムが良くなるのは、単に路面のグリップが高まっただけ。ストリートレースとは路面のコンディションが大きく変って来てしまうということだ。その点で、初日と2日目に走れる第1グループで走れることを嬉しく思っている。今日は多くのマシンセッティング変更を行い、それによるマシンの変化という貴重なデータを多く得ることができた」とハンター-レイは話し、「新しいマシンは走らせていて本当に楽しい。軽くて加速が良く、カーボンブレーキ導入で減速も素晴らしい。エンジンは排気量が小さくされたが、ターボによって体感スピードが高い。もしメーター類がついていなかったら、このコースで1周につき4秒も速く走っているような印象を受ける。そして、この新車はコーナリングスピードが高い。それってドライバーなら誰でも大好きなことだ」と続けた。

カストロネベスもシボレーと新シャシーに手応え十分


カストロネベスも、順調に初日を終える。ニューマシンへの信頼感も高い
Photo:INDYCAR(LAT)
 カストロネベスは、「新シャシーでの走行は楽しいし、シボレーエンジンも素晴らしい。今のところシボレーが少々優位と見えるかもしれないが、本当の実力は開幕戦になってみなければわからないね。ロータスは開発のスタートが遅かったために苦しんでいるようだけれど、彼らだって侮ることなど絶対にできない」とコメントしていた。彼はまた、「セブリングでのテストは、ストリートコース用のセッティングを試すのに適している。もうずっと前からストリート用のテストはセブリングでやって来ている。路面の種類が多く、バンピーで、ストリートと違うのはコースをグルッと壁に囲われていない点だけといっていい。ここで獲られる成果は大きいよ。僕らとしても、今日だけで本当に多くのセッティングを試すことができた。エンジンの耐久性についても僕らは大きな問題はないと感じている。そちらのテストは、先日ホームステッドでやったんだ。もちろん、すべてが新しいエンジンだから、まだまだ何が起こったって不思議はないんだけど、ここまでのテストを見る限り、耐久性にも心配はないと捉えている」とも話していた。

パジェノーはキャリアにたがわぬ実力の片りんを初日から見せつける
Photo: INDYCAR(LAT)
 パジェノーも走行終了直後に満足気に話した。「このチームで走るのは今年からだけど、クルーの中には以前に一緒に働いたことのある人が多くいるので、最初っから家族的な雰囲気を感じている。みんなハードワークをこなしてくれる、モチベーションの高い人々だ。能力ももちろん高い。すでに彼らの力が今日のテストでも存分に発揮されていた。僕らは1台体制の小さなチームかもしれないけれど、このオフの間にも大きな進歩を遂げ、今日、こうしてセブリングでのテストでも早くも成果を上げてみせた。マシンはとてもパワフルで俊敏だ。僕はインディーカーでの走行経験が少ないから、去年までのマシンからの違いに戸惑うようなこともなかった。与えられたマシンに即座に慣れ、できぐ限りの性能を引き出す。それは僕がこれまでにも求められて来た能力で、自分としては高いものを発揮して来れていると思う。それにしても、このインディーカーは走らせていて本当に楽しいよ。ロードコースでの速さは去年までのマシンより格段に上。ホンダエンジンはパワフルで、文句のあるはずもない」と彼は笑った。

3月5日 総合タイム順位 ドライバー(チーム) タイム 周回数
1  ライアン・ハンター-レイ   (アンドレッティ・オートスポート)      52.5826秒  60周
2  エリオ・カストロネベス   (チーム・ペンスキー)                     52.7092秒  83周
3  シモン・パジェノー      (サム・シュミット・モータースポーツ)52.7311秒  81周
4  ジェイムス・ヒンチクリフ  (アンドレッティ・オートスポート)       52.9125秒  76周
5  ライアン・ブリスコー     (チーム・ペンスキー)                     52.9275秒  63周
6  ウィル・パワー        (チーム・ペンスキー)                     53.0512秒  84周
7  ジャスティン・ウィルソン  (デイル・コイン・レーシング)           53.1770秒  59周
8  マルコ・アンドレッティ    (アンドレッティ・オートスポート)       53.2814秒  68周
9  ジェイムズ・ジェイクス   (デイル・コイン・レーシング)           53.9260秒  69周
10 シモーナ・デ・シルベシトロ (ロータス・HVMレーシング)            54.5640秒  31周

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