2012年6月2日土曜日

2012 INDYCAR レポート:6月1日 R6 シボレー・デトロイト・ベル・アイル・グランプリ 雨のプラクティス1 佐藤琢磨がトップタイム

シボレー・デトロイト・ベル・アイル・グランプリ

6月1日
Day1 プラクティス1

天候:曇り ときどき 雨
気温:摂氏16~17℃

 

ウェットで走行したのは11台のみ

 インディー500は終始ドライコンディションだったが、デトロイトは最初から雨。気温も低い。どんよりと低く垂れ込めた雲の下、ウェットコンディションでスタート。今週はずっとこんな感じという予報も出ているが、プラクティス1を走ったのはエントリー25台のうちの11台だけだった。
 こういうケースで走るのは、大抵がヨーロッパ系だ。
レースがドライで行われる可能性が高いと見たら、アメリカ人は走らない。雨の中を走ることを、多くのチームが「無駄なリスク」と捉えているからだ。確かにリスクは高まる。しかし、雨の経験を積むチャンスを無駄にしているようでもったいない。ましてや、今週末は雨の可能性もあるのだから、走っておいて損はないと思うのだが……。さらにもうひとつ。今回はちょうどファイアストンが新しいウェット・タイヤをデビューさせて来たタイミングだった。そのタイヤを試すことも重要だったと考えられる。
 このプラクティスを走ったドライバーたちをタイム順に並べると、
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、ルーベンス・バリケロ(KVレーシング・テクノロジー)、ジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)とF1経験者がトップ3を占めた。彼らよりウェットの練習が必要なはずの面々が全然走らないとは……解せない。4番手以下は、ジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)、シモーナ・デ・シルベストロ(ロータス・HVMレーシング)、シモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)、セバスチャン・ブルデイ(ドラゴン・レーシング)、チャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング)、ジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)。マイク・コンウェイ(AJ・フォイト・エンタープライゼス)とライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)はマシンを転がしただけだった。

以上
Jack Amano

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