2012年8月4日土曜日

2012 INDYCAR レポート:R12 ホンダ インディ200 アト ミド‐オハイオ Day1 プラクティス1 トップのパワーから1秒以内に22台がひしめく大混戦の幕開け

暑さの中、ウィル・パワーが一人突出したタイムをマーク

 プラクティス1開始2時間前の正午、気温はすでに30℃を越えていた。暑い。しかし、今日は適当に強い風が吹いており、ずーっと暑くて汗がだくだく出て来て大変……という感じではない。湿度も35%と低め。幸いにも、いかにもミド‐オハイオな蒸し暑さとはなっていない。
 今日はプラクティスが1回だけ。ただし、90分とセッション自体はいつもの5割増しだ。午後の最高気温は33℃になるという予報が出されている。
 プラクティス開始早々は、1分11秒台しか出なかった。アメリカン・ル・マン・シリーズのマシンが走ったばかりで路面が荒れていたようだ。ファイアストンのインディーカー用タイヤのラバーが乗り出すと、タイムは一気に1分8秒台へとジャンプした。さらには7秒台へ。そして、最後にはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が唯一人1分6秒台に突入した。
 25台中22台までが1分7秒台をマークした。トップはパワーで、2番手は去年のウィナー=スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)。3番手はなんと! マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)が来た。今年はスランプに陥ったかの如くだが、ここで一気に巻き返すか?
 マルコ以下は、シモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)、グレアム・レイホール(チップ・ガナッシ・レーシング)、ジェイムズ・ジェイクス(デイル・コイン・レーシング)と続いた。ジェイクスの今年の伸び率はとても大きい。同じく伸びしろ大のチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング)は、今回は怪我のために残念ながらお休みだ(別項参照)。代役はジョルジョ・パンターノが務める。

佐藤琢磨は積極的に周回を重ねる

 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は32周と積極的に走行を重ね、31周目に自己ベストとなる1分07秒7677をマークした。今日の順位は19番手だった。飛び抜けた存在となったパワーとの差は0.9045秒もある。2番手のディクソンとの差は0.7464秒だった。ただし、トップから1秒以内に22台がひしめく混戦状態。明日、もう1回プラクティスを行った後に予選は行われる。

0 件のコメント:

コメントを投稿