2013年7月14日日曜日

2013 INDYCARレポート 第13戦トロント Day2 予選:スコット・ディクソンが今シーズン初PP!佐藤琢磨は前日より若干タイムを上げるも予選15位

Photo:INDYCAR (Chris Jones)
ホンダ・インディー・トロント
トロント・ストリートコース
1周1.75マイル(=約2.816㎞)
Day2 予選2(第13戦予選)
天候:快晴
気温:22~25℃天候:快晴 気温:24℃


路面コンディションが良かった第2グループで走行したディクソンがPP 

 ダブルへダーの第2レース用予選は、たった12分間のグループ・セッションだ。
 グループ分けは昨日の第1レース用と同じ。金曜日のプラクティスでの順位によって行われる。
 ただし、昨日先に走ったグループが、今日は後に走る。そして、ポールポジション獲得のチャンスという意味では、後で走るグループに明確なアドバンテージがある。路面にタイヤラバーが多く乗った状態で走れるからだ。

 案の定、ポールポジションは第2グループのドライバーが獲得した。スコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)だ。タイムはが58秒9686。ついに59秒の壁は破られた。このセッションではジェイムス・ジェイクス(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がクラッシュして赤旗が出された。そのギリギリ前にディクソンはベストを出していた。

第1グループトップは昨日PP獲得のフランキッティ 

 第1グループのトップはダリオ・フランキッティ(ターゲッ ト・チップ・ガナッシ・レーシング)だった。タイムは59秒1905。昨日のポールタイムより速く走ったフランキッティだったが、路面コンディションの向 上した第2グループで走るアドバンテージを得たディクソンが第2レースのポールシッターとなった。
 「昨日の予選アタックではふたつのコーナーでミスを冒した。今日は少しマシンに調整を施し、それがハンドリングを向上させていた。ポール獲得は昨日の悔しい予選があった後だけに嬉しい」とディクソンは語っていた。
 第1グループの2位はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、第2グループの2位はエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)だった。ハンター-レイのベストは59秒3915、カストロネベスのベストは59秒1953だった。
 両グループの3位は、第1グループがトニー・カナーン(KVレーシング・テクノロジー)で、第2グループはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。
 昨日の予選1でトップ6だったメンバーのうち、フランキッティ、ディクソン、パワー、カナーンの4人が第2レースでもトップ6入りしていた。そして、ブルデイは2位+7位、ハンター-レイは7位+4位、カストロネベスは8位+3位と安定した成績で来ている。

Photo:INDYCAR (John Cote)
 「マシンは乗りづらかった」と語る琢磨

 佐藤琢磨(AJ・フォイト・レーシング)は第2グループで走り、6周目に1分00秒0864を記録した。昨日の自己ベストを上回るラップではあったが、グループ内の7位、予選15位だった。昨日の予選からセッティングを変更しての走行だったが、その確認を行うハードタイヤでの走行で電気系トラブルが発生。万全の体制での予選アタックを行うことはできなかった。実際のマシン・セッティングも大きな向上は見られなかったようだ。
 「赤旗なくても順位は大きく変わらなかったと思います。フィーリングを探りながら走っていて、マシンもとても乗りづらかった。トップにはラップタイムでかなり大きな差をつけられましたね」と苦しい状況を語っていた。
以上

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