2013年8月24日土曜日

2013 INDYCARレポート 第15戦ソノマ Day1 プラクティス2:最速はスコット・ディクソン! 佐藤琢磨が14番手までポジションアップ

ソノマ用スペシャルカラーリングのヘルメットを披露するディクソン Photo:INDYCAR (Chris Jones)

ディクソン、プラクティス1でハンター‐レイがマークしたベストラップを大きく更新

 午後になっても日が照り続け、プラクティス2の開始時までに気温は摂氏22度まで上昇し、セッション終了時までには更に24℃まで上がった。
 今日2回目のプラクティスでは、スコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)が1分18秒3145のトップタイムをマークした。朝のプラクティス1でライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が出したトップ・タイムを0.3669秒も上回った。午前中のプラクティス1では15番手と低迷気味に映っていたが、ポイントスタンディング2番手で逆転タイトルを狙うディクソンが戦闘力を一気に回復させた。ただし、まだ水曜の合同テストでダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)が記録したベスト=1分18秒2945がいまだに今週の最速ラップだ。

セットアップ変更が功を奏す
 
  「プラクティス1では水曜のテストと大きく異なるセットアップにトライしていた。午後のベスト・ラップは1周をミスなしでまとめ上げることもできていた。今年のソノマはかなり難しい。タイヤがコースにマッチしていない気がする。それがレースを難しく、そしておもしろくするとも言える状況だけれどね」とディクソンは語った。
 午後の2番手はエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)。タイムはディクソンより0.3549秒も遅い1分18秒6694だったが、午前、午後の2セッションともに2番手と、今年の彼らしい安定感を発揮している。
 「マシンの調子はいい。セットアップの方向性も正しいと思う。でも油断はできない。このコースのコンディションは目まぐるしく変わる。それに、タイヤの消耗も激しいから、レースがどうなるかの推測も難しい」とカストロネベスは話した。
 3番手はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)の1分18秒7454で、午前中にトップだったハンター-レイが1分18秒7766(午前中の方が速かった)で4番手だった。ハンター-レイも先週のテストからパフォーマンスがとても安定している。

好調なウイルソン! 5番手のタイムをマーク

 5番手はジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)で、6番手はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)。ウィルソンは午前中も6番手の好位置につけていた。レイホールは午前中は13番手だった。
 フランキッティが7番手で、8番手はシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)、9番手はEJ・ビソ(アンドレッティ・オートスポート)で、10番手は昨年度ソノマ・ウィナーのライアン・ブリスコー(パンサー・レーシング)だった。

琢磨、午後はポジションを7つゲインする躍進!
 佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、1分19秒3989を記録。午前中の21番手から、午後は14番手まで順位を大きくジャンプ・アップさせた。「マシンが良い方向に向かい出した。明日、さらにタイムを縮めたい」と琢磨は走行直後にコメントした。
 タイヤの使用状況、フレッシュ・タイヤの投入時期なども影響するが、午前中にポジションが良かったのに午後に順位を下げてしまっていたのがマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)。朝が4番手で午後は20番手だった。セバスチャン・ブルデイ(ドラゴン・レーシング)も朝は7番手とまずまずだったが、午後は18番手だった。ジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)も、午前中が11番手で、午後は24番手だった。

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