2014年3月29日土曜日

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント2 第1戦セント・ピーターズバーグ Day1 プラクティス2:「天候がギリギリ持ってくれたのでラッキーでした。クルマは本当に安定していてチーム全体が落ち着いて臨めています」

Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher)


ファイアストン・グランプリ・オフ・セント・ピーターズバーグ
フロリダ州セント・ピーターズバーグ公道コース
3月28日 プラクティス2 
1分02秒5615 1位 22周走行


「決して楽観できないけれど、順調な初日でした」

Jack Amano(以下――):シーズン開幕の走行初日にトップタイム。とても気持ちの良いスタートが切れましたね。午後も実りあるセッションとできていたのですね?

佐藤琢磨:はい、そうですね。午前中の続きでしたけど、非常に有意義というか、良い方向に向かって行きました。セッティング自体はもうちょっと色々やりたかったけど、そのうちの半分ぐらいできて、それが全部一応は良い方向に向っていた。そういう意味では、冬の間に蓄積したデータを巧く使って、自分たちが降りたいところに降りれるようになってますね。


 今までは、「もしかしたらこうなるからコレをやってみて……というやり方で、実際に結果が出てから右か左かを決めて行かなきゃいけなかった部分が、今はもう、「コレをしよう」っていう風に行ける……みたいな感じですね。もちろん、サーキットによって多少変わって来るので、それをテストしているんだけど、今回はその部分がポジティブに出ていました。今日はトップタイムで勿論嬉しいんですけど、度重なる赤旗とか、午前中が強風で午後は雨絡みっていう不安定なコンディションだったので、僕がタイムを出した時は、そうした中では一番良いコンディションだったのかもしれないし、決して楽観はできないけど、とても順調な初日でしたね。

「メカニックたちもよい働きぶりを見せてくれています」

――雨の予報があって、もしかしたらセッション途中で完全なウェットになってしまう可能性もあった。何を行うべきかの判断など、難しいセッションにもなっていたと思いますが、どうですか?

佐藤琢磨:そういうセッションにならなかったのは良かった。僕は雨は気にしないっていうか、むしろ大好きなんだけど、プラクティスの雨は大っ嫌い。速くても全然意味ないし、やりたいコトができなくなっちゃうので。その点で今日はギリギリ持ってくれたのでラッキーだったと思うし、クルマは本当に安定していて、メカニックたちも良い働きぶりをしてくれて、すごくチーム全体が落ち着いて緒戦に臨めているという感じです。

Photo:INDYCAR (Bret Kelley)
――雨はセッションの半分以上でパラパラと降ってましたが、走っていて気になるレベルでしたか?

佐藤琢磨:多少タイヤのウォーム・アップが遅い? 半周から1周ぐらい通常の、陽の当たっているセント・ピーターズバーグより遅い感じでしたね。だから、ニュー・タイヤにしても、2周目のアタックには本当は良い状態まで行ってるはずなんだけど、もう1周かかった。ただ、いったん暖まってしまえば、路面が濡れるほどの雨じゃなかったので、グリップそのものにはそんなに影響なかったと思います。

「去年ここで力強く予選を戦えたという安心材料があります」

――明日はどんなプランですか?

佐藤琢磨:今日の2セッションで良いデータが取れたので、それをまとめて、明日に向けてチューニングを進めて……あとはコンディション次第ですかね。で、今年のレッド・タイヤはまだ履いてないので、それがどういう風にクルマのバランスに影響するかはわからない。まぁ、去年ここで非常に力強く予選を戦えたというのは、他のチームに比べれば、僕らはひとつ安心材料というか、やってるコトに対して間違いはないといった自信があるので、多分大丈夫だと思います。
以上

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