2014年7月6日日曜日

2014 INDYCAR レポート 第11戦ポコノ Day1 予選:ファン・パブロ・モントーヤがインディーカー復帰11戦目にしてポールポジション!佐藤琢磨は予選4位


Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
7月5日 Day1 予選
天候:快晴
気温:23℃

自信を取り戻してきていたモントーヤ、ついにPP獲得

 トリッキー・トライアングルでファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)がポール・ポジション獲得! インディーカー復帰11戦目でのことだ。これは早かった? それとも遅かった??
 随分と成熟したというか、大人しくなったかにも見えているモントーヤ。今年の彼の戦いぶりを見ていて、まったく焦っていないところに、なんだから丸くなり過ぎちゃいないか……とすら感じていた。
 モントーヤは自信を着々と取り戻して来ていた。ヒューストンあたりからそれを自分でも口にするようになっていた。そして、NASCARでもポールを獲得したことがある、テクニカルなオーバルで復帰後初のPP獲得を達成してみせた。



Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大
  今回の彼には運もあった。チームメイト2人が先にアタックしたことで情報を得られた。また、最後のアタッカーで、低くなっていた気温など、コンディションがおそらくベストになっていた。
 「マシンのバランスがすごく良かった。もっとも、僕らはチームメイトふたりよりウィングなどをトリム・アウトしていなかった。それが今日の正解だったということでもあるね」と予選後の彼は語った。また自信を深めた。そういうコメントの仕方だった。
 プラクティス1では6番手、プラクティス2では9番手だったモントーヤ。「レース用セッティングはとても良かったが、予選用にちょっとイジるとバランスが崩れていた。予選ではそこが良くなっていた。エリオとウィルが走り、どの部分が悪かったかを聞いていたから、少し調整もできたし、どんな走りになるかも事前にわかっていた。アタック順はくじ運だ。そして、今日はそれも良かった」とモントーヤは笑った。
 予選2位はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)で、予選3位はルーキーのカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)。フロント・ロウに並ぶこととなる3人は2ラップ平均を223mph台に載せた。
 
佐藤琢磨、アタック終了時点で1位となる222.798mphで予選4位

佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、彼がアタックした時点ではトップだった。エリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)といった強豪たちを上回る222.798mphを出したのだ。



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 しかし、最終的には予選4位となった。「あのままトップだったら最高だったのに」と琢磨は悔しがったが、「今日は遅いアタックが条件的に有利だった。僕らは自分たちに順番でトップに立てた。それは嬉しかったし、気持ちが良かった。マシンは良いし、2列目のイン側は好いスタート・ポジション。明日はトップグループで最後まで戦いたい」と、琢磨は今週末のマシンの仕上がり具合にかなりの手応えを感じている様子だった。
 琢磨の外側2人は、予選5位がアンドレッティで、6位はジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)と決まった。
 すぐ後ろのグリッド3列目、予選7~9位はカストロネヴェス、トニー・カナーン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が並ぶ。
 なお、今日の予選にプラクティス2でアクシデントを起こしたルーキーのジャック・ホウクスワース(BHA/BBM・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)は出場できなかった。そして、ジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)は、アタックに向うウォーム・アップ・ラップ中にクラッシュした。

以上

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