2014年7月6日日曜日

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 43 第11戦ポコノ Day1 プラクティス1:「最後は集団に引っ張られてタイムは出ましたが、あんまりそれは気にしてなくて、それよりも午後のセッションでクルマをまとめ上げたいです」

Photo:INDYCAR (Chris Owens)
「今日はもしかしたら走れないかもと心配していました」

Jack Amano(以下――):コースのコンディションはどうでしたか?

佐藤琢磨:ちょっと怖かった。いつ水が浮き上がって来るか、という心配があったので。走って30分くらいすると、路面が暖まって、そこに振動も加わって、インディーカーが走ることで空気が地面から吸い上げられるでしょう。それで路面の下から水が出て来ちゃうことがあるんですよね。でも、セッション中に2回ぐらいトラック・インスペクションが入ったでしょ? それで大丈夫だということだったので。みんなも走り続けていたので、自分としても大丈夫だろうと思って走ってましたね。



――そこまで深刻な状況だったんですか。昨日、インディー・ライツが予定していたテスト走行を一切行えなかったというのは聞いてましたが……。

佐藤琢磨:今日はもしかしたら1セッションしか走れないかも、と心配していたぐらいだったので、プラクティス1を走れて良かった。

「風が強くて誰かの後ろにつくと、その影響がかなり大きいです」

――昨日から風が強いポコノですが?

佐藤琢磨:強かった。今日は絶好のドライブ日和になってるんですけど(笑)、インディーカーにはちょっと風が強いですね。誰かの後ろにつくと、その影響がかなり大きい。こんなにすごかったっけ? と感じたぐらい。去年のことを忘れちゃってるのかな? だから、ひとりで走ってる時にはそこそこフィーリングが良いんだけれど、追いつくと何だろう、間隔としてはインディアナポリスの2倍ぐらい間隔を置かないと最終コーナーも1コーナーも曲がれなかった。最終コーナーは前が逃げた後に後ろが軽くなっちゃうし、1コーナーはものすごいアンダーステアだった。あと、冬の間にものすごく寒い時期を送ったのか、路面がバンピーになってますね。1コーナーと2コーナーにものすごいバンプがあって、信じられないぐらい車高を上げた、イニシャル(最初のセッティング)から。最初は、飛んでっちゃうかと思った。

――それでもポジションは5番手でした。

佐藤琢磨:最後はいいトウというか、集団に引っ張られてタイムは出ました。スピードは出せたけれど、あんまりそれは気にしてなくて、それよりもクルマの動きの方で幾つか確認したい項目があったんだけど、できなかった面があるので、午後のセッションでそのへんはまとめ上げたいです。

――車高を大幅に変更したということは、去年との比較はあまりできないってコトですか? 去年のここで琢磨選手は速さを見せていたわけですが。

佐藤琢磨:比較はできないですね。ビックリしましたよ、こんなに変わるとは思わなかったから。

――ファイアストンのタイヤも右フロントのみ新スペックが導入されているという話ですが?

佐藤琢磨:その影響もあると思います。でも、何で右フロントだけなんだろう?

――ターン1でかかる荷重がシリーズ・トップということで……とファイアストンは言ってました。

佐藤琢磨:でも、ぶっ潰れてましたけどね、今。

――構造が少し固くなっているという話です。

「予選では2列目には入りたいですね」

佐藤琢磨:このセッション全体を見ると、比較の問題として、僕らの5番手というのはかなり良いですよね? かなり滑り出しとしては良いですけど、まぁちょっと様子を見ます。

――予選順位はどの辺にいればハッピーですか?

佐藤琢磨:今ぐらい。3列目……ここは1列3台だからトップ6で2列目にいれたら(最初のスタートでも)安全だよね。去年は7位? 3列目のイン側か。まぁ、その辺にはいたいですね。2列目には入りたいかな、今年は。ホンダ・パワーも去年に比べて上がって来ていると思うし。

――では、頑張ってください。

佐藤琢磨:はい、ありがとうございます。
以上

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