2014年7月12日土曜日

2014 INDYCARレポート 第12戦アイオワ Day1 プラクティス2:最速はファン・パブロ・モントーヤ! 佐藤琢磨が4番手!!

Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher)
第12戦 アイオワ・コーン・インディー300
7月11日 Day1 プラクティス2
天候:曇り 一時 雨
気温:22℃


プラクティス直前にまた雨
1時間待機のあと、午後3時前から走行開始

 スケジュールが変更されて午後1時45分からプラクティス2回目が行われることとなったが、雨が完全に止むことがなく、走行開始直前にまた雨が少し強めに降った。
 それから待つこと1時間と少し、午後2時47分にプラクティスは始まった。最初の変更でのセッション終了時刻は3時15分とされていたが、インディーカーはプラクティスを3時45分まで延長した。セッションは終始風の強いコンディションであった。


 オリジナルのスケジュールでは予選前に1時間15分、予選の後に30分、合計1時間45分のプラクティスタイムが与えられることとなっていた。一度目のスケジュール変更では、それが1時間半へと短縮される話となったが、更なる悪天候によって走行時間は57分に減った。プラクティス2の間にも雨が降って13分間中断。コース・インスペクションによる中断も7分間あり、アクシデントは幸いにもなかったが、インディーカーは今日、アイオワ・スピードウェイでプラクティスを2回行い、トータル50分間強の走行時間を確保したのだった。

トップタイムをマークしたモントーヤだがコメントは慎重

 プラクティス2でトップ・タイムを出したのは先週のポコノで復帰初優勝を飾ったばかりのファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)だった。彼がチャンプカーを走っていた時代にこのコースは存在しなかった。NASCAR最高峰シリーズがこのコースでレースを行ったこともない。しかし、JPMはNASCARの下にランクされるARCAシリーズのストックカーでこのコースを走ったことがあるという。ストックカーのトップ・シリーズに本格参戦を開始する前、経験を積むためにハイ・バンクのショート・トラックでのレースに出場したのだ。
 モントーヤは184.619mph平均というベスト・ラップを記録した。ラップ・タイムにすると17秒4327だ。
 「ARCAで走った時はまだコースが完成したばっかりで、路面は超スムーズだった。今はすごいバンプがある。それに、ショート・オーバルでのインディーカー・レースは本当に久しぶりとなるの。今の自分としては、とにかく走りながら学び取り続ける必要がある」とJPMはトップ・タイムでもコメントは慎重だった。

「予選でも上位を狙っていけるでしょう」と琢磨

 2番手はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。ペンスキー勢、そしてシヴォレー・エンジンによる1-2だったのだ。スピードは184.584mph平均で、ラップ・タイムは17秒4360。モントーヤとの差は0.0033秒という小ささだった。もう一人のペンスキー・ドライバー、エリオ・カストロネベヴェスは17番手だった。
 3番手は昨年度アイオワ・ウィナーのジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)。そして、4番手には佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)が来た。ヒンチのスピードは184.421mphで、琢磨は184.386mphだった。
 5番手はスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)、チームメイトでプラクティス1でトップだったトニー・カナーン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)は10番手だった。
 6番手はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)で、ルーキー最速のカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート:コロンビ出身)で7番手。同じくルーキー、ロシア人ドライバーのミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が9番手だった。
 「まだ完全に満足ではありません。スタビリティを向上させたいと考えています。それでも最後は予選シミュレーションを行なうことができ、そちらでのマシンはまずまずでした。予選でも上位を狙って行けるでしょう」と琢磨は語っていた。
以上

0 件のコメント:

コメントを投稿