2015年5月7日木曜日

2015 INDYCARレポート 佐藤琢磨にQ R5 グランプリ・オブ・インディアナポリス編:「オーバー・テイクのチャンスが多いユニークなコース」

(AJ・フォイト・エンタープライゼスのプレス・リリースより)

コースは変わっても、USGPの特別な記憶を思い起こさせてくれる
――インディアナポリスのロードコースとは?
佐藤琢磨(TS):ユニークで、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)同様にシンプルですね。長いストレートがあるのでダウンフォースを削り取るセッティングにします。その点はレース・カレンダーに載っている他のロードコースとまったく異なっています。そして、それが理由となってオーバーテイクのチャンスがたくさん生じ、レースをおもしろくしてくれています。
――インディーのコースが好きな理由は?
佐藤琢磨:IMSは素晴らしいコースを造ってくれたと思います。ハイスピードなところとテクニカルなところを上手に組み合わせたレイアウトとなっているので、走っていて楽しいんです。今のコースはF1のUSGPをやったころからは大きく違って来ていますが、いまだに3分の1は同一レイアウトです。だから、僕に当時のUSGP、特別な記憶を思い起こさせてくれます。それはとても嬉しいことです(佐藤は2004年にF1USGPで3位フィニッシュした)。
――今年から採用しているエアロ・キットを使っての、インディー・ロードコースでの戦いは?
佐藤琢磨:長いストレートがあるので、新エアロ・キットによるパフォーマンス向上は大きくあると思います。トップ・スピードをできる限り高くしたいですね。ホンダはここまでのところトップ・スピードの計測では速さを誇って来ているので、インディーのロードコースでのレースを楽しみにしています。
――スーパー・スピードウェイ用エアロ・キットを5月3日のテストで走らせての印象は?
佐藤琢磨:とても気に入りました。僕らは最初からとても良い走りができた。エンジニアたちの準備が素晴らしかったということですが、それまでは誰にもマシンがどんな動きをコース上でするのかはわかっていませんでした。去年までのマシンよりも空力効率が断然良いので、同じだけのダウンフォースを大幅に少ない抵抗で手に入れることができる。だからマシンはとても速く、今までのところ運転もし易い。もちろん、まだ判断を下す時期じゃない。それには早過ぎる。しかし、僕としてはとても好いフィーリングとともに走り始められたことをとてもハッピーと感じています。
――インディーで一番好きなレストランは?
佐藤琢磨:インディーには素敵なレストランがたくさんありますが、エディー・メルローの店は、お気に入りのステーキハウスです。何か祝い事などがあると行くんですが、いつも美味しい料理を出してくれます。
以上

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