2016年4月17日日曜日

2016 INDYCARレポート R3 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロングビーチ Day2 プラクティス3:予選前のプラクティス3でペンスキーが1-2-3-4

一人驚異の6秒台に入れたパワー Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
開幕戦セント・ピーターズ・バーグの予選と
並びも同じペンスキーのトップ4スウィープ


  朝から昨日以上の快晴が広がり、気温も少々高めのコンディションとなった土曜日、トップはウィル・パワーで2番手がシモン・パジェノー。3番手がエリオ・カストロネヴェスで、4番手はファン・パブロ・モントーヤというのが、トヨタ・グラン・プリ・オヴ・ロング・ビーチの3回目のプラクティスでの順位だった。偶然なのか(?)、開幕戦セント・ピータースバーグでの予選と同じ並びとなった。
  パワーのベストは1分6秒8892。ひとり異次元の世界に突入し、2番手=パジェノーの1分7秒1162に0.2770票の差をつけた。昨日の彼も2番手のジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)を0.2231秒突き放していたが……。
  カストロネヴェスはトップから0.3743秒差の3位。4番手のモントーヤはトップと0.4265秒差だった。

5位はホンダ勢トップとなるアレシン

  セント・ピートの予選では5番手以下にスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)と続いていたが、プラクティス3での5番手はミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)=1分7秒3949だった。昨日に続いてホンダのトップはシュミット・ピーターソン・モータースポーツ勢のものだった。
  6番手はレイホール=1分7秒4066。彼はセッション終了間際にターン9で左フロント・ウィング及びホイールの辺りからコンクリート・ウォールにヒットした。
  7番手はジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング)=1分7秒4141。そして、8番手はヒンチクリフ=1分7秒4897だった。
  9、10番手はセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)とディクソン。ペンスキー勢の活躍でシヴォレーがトップ4を占めて、ホンダはトップ5に1人を食い込ませたのみ。トップ10でみても、シボレー7台、ホンダ3台と今週末で最もシェビーの優位が大きくなっている。


ホウクスワースは11位!
佐藤琢磨はギヤボックストラブルで16位に


  昨日の2セッションでトップ10入りしていたジャック・ホウクスワース(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、プラクティス3では1分7秒6139で11番手とまずまずの位置。ハンター-レイはセッション前半にターン9でアクシデントを起こしたことも影響してか、1分7秒7190のベストにより14番手と苦戦している。
  佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、セッションの大半をユーズド・タイヤで走り、最後にフレッシュ・タイヤを装着してコース・インしたのだが、いざアタックというところでギヤボックスにトラブル発生。上位に顔を出すことはできず、16番手に終わった。
  ロング・ビーチのストリートではルーキー勢が苦労をしている。昨日のトップはコナー・デイリー(デイル・コイン・レーシング)の15番手だった(彼は去年のロング・ビーチ戦に出場しており、ルーキーと考えるべきではない気もするが……)が、今日はマックス・チルトン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)の18番手がベストだ。
以上

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