2016年4月24日日曜日

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R4 ホンダ・インディ・グランンプリ・オヴ・アラバマ Day1 プラクティス2:「チーム・エフォートというか、エンジニアたちがシッカリとした準備をしてきてくれたことが、僕らのチームの1-2というカタチに現れたんだと思います」

Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher) クリックして拡大

「非常にいい流れで、やっていることも手ごたえがありました」

Jack Amano(以下――):強い雨があって、路面コンディションが変わって、それが回復するまで待ったこともあって、1時間15分のセッションも走ったのは半分ぐらいでした。そして、トップ・タイムをマーク。ジャック・ホウクスワースが2番手でした。

佐藤琢磨:良いセッションでした。でも楽観はできないです。タイム差は小さいし、今も会見で話しましたけど、どうやらホンダ勢とコンペティターとの、ドラッグとダウンフォースの関係というか、空力効率のウィンドウというか、オイシイところが、ここのコースとタイヤのワーキング・レンジと、すべてがちょうど同じところにいる感じです。
 だから、セッションが進むに連れて、トラック・コンディションが、雨上がりということもあったので良くなりましたけど、コンペティターがポーンッとラップ・タイムを出せばホンダ勢がすかさず塗り替えてみたいな感じで、なかなか見ていておもしろかったと思います。やってる方としても、クルマを変えてって、路面が良くなると同時にクルマの反応もすごく良くなっていったところは良かったですね。完全にチーム・エフォートというか、エンジニアたちがシッカリとした準備をしてきてくれたことが、僕らのチームの1-2というカタチに現れたんだと思います。そして、今日はホンダの1-2-3がなったのかな? 最後にジェイムズ・ヒンチクリフが来たんだよね? これまでストリートとショート・オーバルではかなりの差をつけられてましたけど、非常にいい流れで、やってることも手応えがありました。

Photo:INDYCAR (Bret Kelley)  クリックして拡大
「非常にチームがまとまっている感じがしています」

――走行タイムはコンディションの向上を待つことで、決して長く取れていませでんした。1セッション目で改良したいと考えた点は、今のセッションで改善できたんでしょうか?

佐藤琢磨:そうですね。すべてのテスト・アイテムをこなせたわけではありませんでした。いいと思ってやったコトが不発に終わり、ちょっと残念なところもありました。しかし、ニュー・タイヤで大きくタイムを良くすることができました。ただ、その後のラップでのドロップ・オフが大きかったので、もしかしたら、その影響で、色々と隠れちゃってる面があるのかもしれません。明日の朝、どれぐらいのことができるかわからないですけど、しっかりと細かなところも詰めて行って、予選でもコンペティティブなクルマに仕上げたいです。

――セッション1-2って、2カー・チームになってから初めてと思いますが?

佐藤琢磨:はい。これまで一度もなかったですね。でも、41号車は、これまでにも多くのコースでスピードを見せてきていましたよね。ちょっと、うまくまとまり切っていなかったところがあっただけで。それが今日は、ホントにトラブル・フリーで、ストレス・フリーで、非常にチームがひとつにまとまっている感じがしています。ジャック自身、このコースを得意で、好きみたいなので、その影響もあると思います。

「予選トップ6は絶対狙っていきたい!」

――明日は、予選でトップ6を狙って行けそうですね?

佐藤琢磨:トップ6は絶対に狙って行きたいですね、せっかく金曜日にトップだったのでね。フロント・ロウまでは行かないかもしれないけど、もちろん取れれば最高です。少なくともQ3に進んで、ファイアストン・ファスト6で戦いたいです。

――まだロング・ランはやっていなくて、気になるところですか?

佐藤琢磨:そうですが、ここは予選順位がほとんどすべてだと思ってます。3ストップのレースになるだろうけれど、レッド・タイヤを3回、ブラック・タイヤは1回って作戦になると思います。ということで、ブラックである程度クルマを仕上げる事は大切ですけど、レッド・タイヤでのパフォーマンスを引き出すコトが先決というところもあります。

「ホントはバーバーは好きなタイプのコース
今日の良さを契機として、今年は上位フィニッシュを目指します」


――ここのところずっと、バーバーが苦手になっちゃっていますが?

佐藤琢磨:いや、ホントはね、このコースは好きなタイプなんですよ。ヨーロッパみたいなコースで、ちょっとブランズ・ハッチに似ていて好きなんです。KVレーシング・テクノロジーで初めて走ったテストの時からタイムは良くて、最初の予選でファイアストン・トップ6に入ったし、自分としては得意と感じてたのに、ずっと決勝は二桁の順位しか記録できてない。まぁ、今日の良さを契機として、今年は上位でのフィニッシュ、シングル・フィニッシュを狙って行きます。
以上

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