2019年8月25日日曜日

2019 INDYCAR レポート R15 ボマリート・オートモーティブ・グループ500:速報!佐藤琢磨、ショートオーバル初優勝! ラップダウンから粘りの勝利!

Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
2019年インディーカーシリーズ 第15戦ボマリート・オートモーティブ・グループ500で佐藤琢磨選手が今シーズン2勝目を挙げた。

 ゲートウェイの1.25マイルオーバルでのナイトレース、予選5番手からスタートした佐藤琢磨は、オープニングラップのターン2に3ワイドでアプローチしたときに接触して13位に順位を落とし、その後集団の中で順位を落として42周目には最下位まで後退。44周目にアンダーグリーンで1回目のピットインを行い、ここで1ラップダウンに後退した。
 66周目、アンダーイエローで2回目のピットを済ませた時のポジションは21位。しかしここから粘り強い走行を重ねてじわじわとポジションアップをはたし、119周目にはラップバックに成功する。124周目、5位走行中にアンダーイエローで3回目のピットインを行い、12位でレースに復帰。第4スティントも佐藤琢磨の走りの勢いは衰えず、188周目にトップを走るフェルッチと、2位のブルデイの2台がピットインしたことでついにトップに浮上する。 


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 197周目、ブルデイのクラッシュによるフルコースコーションの間に最後のピットインを行い、首位でコースに復帰。204周目のリスタートではカナーン、カーペンターに付け入るすきを与えず、210周目にファステストラップを出すなどしてリードを広げる。
残り10周あたりから、バックマーカーの影響などもあり後続に間隔を詰められたものの、最後はカーペンターを振り切って優勝を果たした。
 今シーズン第2戦のバーバー以来2勝目。キャリア通算では5勝目。ショートオーバルでは初の勝利となる。また、今回の優勝でシリーズランキングは6位に浮上した。


Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
佐藤琢磨コメント
「スタート難しくて飲み込まれちゃって、そのあともペース崩したりして苦しかったんですが、なんとか走り切るしかないと思って。すっとプッシュしていったらチャンスがめぐって来ましたね。
 本当に信じられない。優勝というのはいつでも特別だけど、今回は特にみんな気持ちが一つになっていたと思ので、それがちゃんと結果につながったことがとてもうれしい。チ-ムは本当に素晴らしいサポートでした」


――ショートトラックの初優勝ですね

「英紀がアイオワで2位になって、それからずっと彼のリザルトをめざして戦ってきたんですけど、また新たな歴史の1ページを開くことができたのはすごくうれしい。みんなに感謝したい」



――日本のファンにひとことお願いします
「心配をおかけしましたが大丈夫、勝ちました。ありがとう!」
(編集部)

3 件のコメント:

  1. 優勝しちゃいましたね。
    シーズン複数優勝!!
    HONDAもオーバル勝ててよかったです。
    来シーズンも琢磨選手、参戦してもらえるといいな。

    天野さん、いつも楽しく読ませていただいてます。
    取材ごくろうさまです。

    TKの久々の3位フィニッシュもなんかジワッときます。。。(*^_^*)

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  2. この一週間苦しかったですよね…本当におめでとうございます

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  3. ポコノは、録画したけど見ることができませんでした。琢磨選手も、つらかったし苦しかっただろうけど気持ち切り替えて挑んだと思いますが…今回のレースで吹っ飛んじゃいましたね‼おめでとうございます‼来シーズンもレイホールでレースしてほしいですね。

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