2019 INDYCAR R15 ボマリート・オートモーティブ・グループ500 Day1 ファイナル・プラクティス：ファイナルプラクティスではコナー・デイリーが最速

コンディションが変わったナイトセッションでもニューガーデンは安定したパフォーマンスを発揮するPhoto:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大

ポールシッターのニューガーデンは２番手！
 
　夜8時15分、ボマリト・オートモーティヴ・グループ500のファイナルプラクティスが1時間の予定でスタートした。
　チャーリー・キンボール（カーリン）のターン4でのクラッシュにより、5分ほど早くセッションは終了となったが、彼のチームメイトのコナー・デイリー（カーリン）が最速ラップ＝181.931mphをマークした。

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　集団走行が繰り広げられたプラクティスでは、ドラフティングをどれだけ使えたがスピードに大きく影響するので、最速だったからドライバーのマシンがベストの仕上がりではならない……が、上位にポジションしたドライバーたちのマシンが良く、下位に沈んだドライヴァーたちはマシン作りで苦戦しているのが通常だ。
　ファイナルプラクティスで2番手に来たのは、ニューガーデン＝181.312mph。プラクティス1で4番手、予選はトップ、ファイナル・プラクティスでも2番手とコンスタントに上位につけているのだから、彼は優勝候補の筆頭に挙げられる。ニューガーデンはショートトラックが得意。2年前のゲイトウェイでは予選2位から優勝しており、去年は予選3位から7位フィニッシュした。

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ロッシ、ハンター－レイはイマイチ
佐藤琢磨、苦しむレイホールを尻目に4番手に！

　ファイナル・プラクティス3番手はザック・ヴィーチ（アンドレッティ・オートスポート）の181.033mphだった。彼以外のアンドレッティ勢は、アレクサンダー・ロッシが8番手(180.542mph)、ライアン・ハンター-レイが10番手(180.115mph)、コルトン・ハータが11番手(180.073mph)、マルコ・アンドレッティが17番手（179.112mph)と、決勝前最後のプラクティスではあまりパフォーマンスが良くなかった。

マシンが決まり切らず、ロッシはファイナルプラクティスもいまひとつ　Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大

　4番手に来たのが佐藤琢磨（レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング）。ベスト・ラップは180.947mph。チームメイトのグレアム・レイホール（レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング）は予選が16位と振るわなかったが、ファイナルプラクティスも同じく16番手(179.268mph）と苦しんでいる。琢磨は先ずロングランをこなし、セッション終盤に4番手につけるスピードをマークと、順調にマシンを仕上げて行けている様子だった。

手応え感じる琢磨「レースでは早めのピットインも考えられるので
このセッションで1セット、タイヤを温存しました」

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　走行後の琢磨は、「いいセッションにできました。ロングランもできました。ただ、全然抜けませんね。タイヤが持たないんです。50周とか60周を1セットで走らないといけないはずだけれど、35周もしたらグリップがなくなってしまう。今回、ファイアストンは内側のタイヤをソフトにして来ましたが、それも影響しているようです。早めのピットインをすることが必要になることも考えられたので、タイヤを1セット温存しました。レースでは我慢の走りが必要。タイヤを持たせる走りができたドライバーが有利って戦いになると思います。長い夜になりそうです。そして、そういうレースになるのなら、5番手という上位グリッドからスタートできるのはメリットですね」と話していた。
　ファイナル・プラクティスのコンディションは、気温が24℃。路面は31℃で始まり、終了時は29℃まで下がっていた。レースはスタート時点から、これより気温が低くなる予報。日中の日差しが強くなければ、路面温度もこれ以上には上がらないコンディションでの戦いになる。
以上