2020年9月14日月曜日

2020 INDYCARレポート ホンダ・インディー200 アッと・ミッド・オハイオ Race2 予選:PPはコルトン・ハータ

ハータ、今シーズン初のポール・ポジション獲得 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
 予選はハーフ・ウエット・コンディションでの戦いに

 オハイオ州の真ん中は朝から雨。予選開始は午前10時15分の予定だったが、その1時間ぐらい前から強く降り出し、路面は完全ウェットに。
 しかし、少し開始を遅らせたことで、予選はハーフ・ウェット・コンディションでの戦いになった。


グループ1はフェルッチがトップタイム
佐藤琢磨、グリップ不足に苦しみグループ11位


 グループ1ではサンティーノ・フェルッチ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)がセンセーショナルなドライヴィングを披露してトップ。2番手にはチームメイトのアレックス・パロウ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・チーム・ゴー)がつけた。
 ウェットなら……と注目を集めた佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だったが、グリップを得られないマシンに苦しみ、12人中の11番手。しかも、12番手は赤旗の原因を作ってタイムなしのチャーリー・キンボール(AJ・フォイト・エンタープライゼス)だったから、実質は最下位だった。



昨日のウィナーのパワー、スピンで予選17位

 グループ2は、路面がグループ1より明らかに有利。こちら側のグループがポールポジションを獲ることになるとわかったが、開始直後にPP候補のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がコース・オフ。ピットを出て2つ目のコーナー=キー・ホールでイン側を走っていたら、アウトからジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)にパスされ、その直後にスピン。赤旗の原因を作ったので、それ以上の走行はできず、パワーのスターティング・グリッドは17番手に決定した。

グループ2トップのハータが今季初のPP獲得

 この予選での最速は、コルトン・ハータ((アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポート)。グループ2位となったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)に0.8203秒差をつけての今季初、キャリア4回目のPPだ。
 昨日のレースではPPからパワーが優勝し、予選3位のニューガーデンが2位フィニッシュしたが、今日のレース用予選ではディクソンが3番グリッドを確保したのに対し、ニューガーデンは9番グリッドからのスタートと苦しい。
 ディクソンの周りは若手だらけ……でもある。PPがハータで、その外側はフェルッチ。ディクソンの隣りはパロウ、後ろはフェリックス・ローセンクヴィスト(チップ・ガナッシ・レーシング)だ。
 デイル・コイン・レーシングは、2人が揃ってセカンド・ロウまでに入っている。

 グループ2ではマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・マルコ・アンドレッティ・アンド・カーブ・アガジェニアン)がスリックのレッド・タイヤでアタック。路面がどんどん乾いて行っている中だったが、グループ4番手にとどまった。あと1周走れていたら、マルコがインディー500に続くPP獲得を果たしていたかもしれない。

レース2予選はホンダ勢がトップ5をスウィープ

 昨日の予選ではトップ4にシヴォレー勢が3人入っており、そのうちの2人による1ー2フィニッシュが達成されたが、今日の予選ではトップ5をホンダ勢が占めた。

 すでにミッド・オハイオ上空は青空になっており、午後1時過ぎにスタートするレースはドライ・コンディションでの戦いになりそうだ。
以上

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