2022年9月4日日曜日

2022 INDYCARレポート R16 グランプリ・オヴ・ポートランド Day2 プラクティス2:ウィル・パワーの逆襲、プラクティス2で最速

Photo:Penske Entertainment (James Black)クリックして拡大

涼しくなったコンディションの下
パワーがブラック・タイヤで昨日レッドでのベストを更新!

 昨日のプラクティス1では3ポイント差でランキング2番手につけているジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)がトップ・タイムを叩き出して先手を打った。レッド・タイヤで最速だったことは予選に向けて彼がひとつのアドヴァンテイジを得たように見えていた。ところが、一転して今日のポートランドは曇り空。予選を目前に控えたプラクティス2は走行直前にほんの僅かだが雨も降り、気温は18〜19℃と肌寒いと感ずるほどだった。路面温度も24〜28℃と、昨日のプラクティス1での42〜48℃とはまるで違うコンディション。ここでトップ・タイムとなる58秒3846をマークしたのがポイント・リーダーのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。涼しさの恩恵でラップ・タイムはブラック・タイヤながら昨日、レッドで記録されたベストを上回っていた。予選は正午過ぎからで、大気、路面ともに温度は上がるだろうが、昨日のような暑さにはならない見込みだ。

Photo:Penske Entertainment (James Black)クリックして拡大

ニューガーデン、マクロクリンが続きペンスキー1-2-3

 2番手はニューガーデン、3番手はスコット・マクロクリン(チーム・ペンスキー)とプラクティ2はペンスキー勢が1−2−3だった。ニューガーデンのベストはパワーと0.0137秒差の58秒4083、マクロクリンのベストはパワーと0.0964秒、ニューガーデンと0.0827秒差の58秒4910だった。

 4番手はコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)の58秒7201で、5番手はルーキーのクリスチャン・ルンドガールド(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)による58秒7463。昨日はルーキーポイントで2番手につけているデイヴィッド・マルーカス(デイル・コイン・レーシング・ウィズHMD)がルーキー・トップとなる赤ション2番手だったが、プラクティス2ではルーキー・ポイント・トップのルンドガールドがトップ5に食い込んでのルーキー最速となった。

Photo:Penske Entertainment (James Black)クリックして拡大

 

 6番手〜10番手はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)=58秒7479、ポイント3番手のスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)=58秒7696、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)=58秒8380、ルーキーのカルーム・アイロット(フンコス・ホリンジャー・レーシング)=58秒8439、パト・オーワード(アロウ・マクラーレンSP)=58秒8511だった。

 ポイント4番手のマーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は59秒0013で15番手。ポイント5番手のアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)は58秒9023で13番手。
 昨日のプラクティス1で2番手と好調だったルーキーのデイヴィッド・マルーカス(デイル・コイン・レーシング・ウィズHMD)は58秒8642で11番手だった。

佐藤琢磨はこのセッション23番手
「フィーリングとしてはよくなっていました」


Photo:Penske Entertainment (James Black)クリックして拡大

 佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)は29周を走り、27周目の59秒3488がベスト。ランキングは23番手だった。「このプラクティス・セッションでのクルマは、フィーリングとしては良くなっていましたが、今日は大分涼しいコンディションになっていたので、そこに合わせて行くこともしなくてはなりませんでした。予選に向けてプログラムをこなすことができたので、データをチェックし、マシンのセッティングを決めたいと思います」と走行後を終えた琢磨は話していた。彼はチームメイトのマルーカスと同じくグループ2でQ1を戦う。
以上

0 件のコメント:

コメントを投稿