天候:快晴
気温:24〜25℃
路面温度:34〜38℃
良好なコンディションの下、走行開始してすぐパロウが昨年のPPタイムを更新!
2025年NTTインディーカー・シリーズの第16戦は、ウィスコンシン州の伝統あるザ・ミルウォーキー・マイルが舞台。ウィスコンシン・ステイト・フェアグラウンド内にあるフラットなオーヴァル・コースは朝から快晴に恵まれた。気温も20℃前半という非常に快適なコンディション下で60分間のプラクティス1が行われた。風はターン1からターン2の方向へと少しだが吹き続けていた。
去年のポール・ポジション獲得ラップ・タイムは52秒5082と52秒6980だった。それが今日は、プラクティス1が始まって間も無く、まだ路面にラバーが十分に乗っているとは思えない状況下、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)が22秒8839をマーク。今年の予選が昨年を上回るスピードで争われることが明らかになった。
路面が完成した後にコース・インしたニューガーデンが最速タイムをマーク
次にトップに立ったのは、昨年のレース2のPPウィナーだったジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー/シヴォレー)だった。少しの間、路面が出来上がるのをピットで待っていた彼は自身の5周目に、昨年のレース2のPPタイムを僅かながら上回る22秒6864をマーク。このラップがこのセッションの最速となった。
2番手はパロウ(前述のラップ・タイムで)。3番手はコナー・デイリー(フンコス・ホリンジャー・レーシング/シヴォレー)=22秒7754。4番手はリヌス・ヴィーケイ(デイル・コイン・レーシング/ホンダ)=22秒8004。5番手はマーカス・エリクソン(アンドレッティ・グローバル/ホンダ)=22秒8252だった。
6〜10 番手は、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/ホンダ)=22秒8286。スコット・マクロクリン(チーム・ペンスキー/シヴォレー)=22秒8565。アレクサンダー・ロッシ(エド・カーペンター・レーシング/シヴォレー)=22秒8604。フェリックス・ローゼンクヴィスト(メイヤー・シャンク・レーシング・ウィズ・カーブ・アガジェニアン/ホンダ)=22秒8748。パト・オーワード(アロウ・マクラーレン/シヴォレー)=22秒8758。ここまでがトップからコンマ2秒以内に収まっていた。
ミルウォーキーでの優勝経験を持つヴェテランたちは、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー/シヴォレー)が11番手で、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ/ホンダ)は12番手だった。
昨年活躍のマルーカスとアームストロングは13、14番手
昨年のミルウォーキーで速さを見せていたデイヴィット・マルーカス(AJ・フォイト・エンタープラゼス/シヴォレー)とマーカス・アームストロング(メイヤー・シャンク・レーシング・ウィズ・カーブ・アガジェニアン/ホンダ)は13番手と14番手(ただし、彼らは昨年は今年と違うチームからのエントリーだったが……マルーカスはMSR、アームストロングはCGR)。
コルトン・ハータ(アンドレッティ・グローバル・ウィズ・カーブ・アガジェニアン/ホンダ)は17番手。今年のゲイトウェイ・ウィナーのカイル・カークウッド(アンドレッティ・グローバル/ホンダ)は20番手だった。
精力的に走り込んだCGR勢の狙いは?
このセッションでは多くのドライヴァーたちが積極的に周回をこなしていた。最多はルーキーのロバート・シュウォーツマン(プレマ・レーシング/シヴォレー)による64周。興味深かいのは、パロウが48周回、ディクソンが43周と珍しく多目に走り込んでいたこと。参戦2年目のキフィン・シンプソンが55周走ったのは、より多くの経験を積むためだろうが、ペンスキー勢のニューガーデンが24周、パワーが30周、マクロクリンが44周だったのを見れば、今回のガナッシ勢が多くのラップを走る意識を持っていたことは明らか。彼らには何か新たにトライしたこと、あるいは、確認したいことがあったのだろう。
以上
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