2011年3月24日木曜日

2011 INDYCARシリーズ 佐藤琢磨コメント1:バーバー オープンテストDAY1 3月14日

バーバー オープンテストDAY1[3月14日]

バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム
全長:2.30マイル(=約3.70km)
コースタイプ:ロード

●Day1
3月14日
プラクティス1 1分13秒8853 16位 22周走行
プラクティス2 1分13秒1913 12位 38周走行
Photo: Masahiko Amano
 INDYCARは開幕前に合同テストを1回だけスケジュールした。今年もそれはバーバー・モータースポーツ・パークでの開催。佐藤琢磨はKVレーシング・テクノロジー・ロータスの一員としてテストに参加した。
 24台が集結し、最速タイムはチーム・ペンスキーのウィル・パワーがマーク。琢磨は60周を走って1回目と2回目のトータルで13番手という結果だった。チームメイトのEJ・ビソはトータル7番手。KVレーシング・テクノロジー・ロータスは、まずまずの滑り出しを見せたのだ。トライしたセッティングのすべてが良い方向へ……とは行かなかったものの、大きなゲインを果たして走行初日を終えたと言っていいだろう。

Jack AMANO(以下——)合同テストの前にプライベートテストに来たそうですね。両方のテストでやりたいと考えていたこと、実際にやれたことは何ですか? また、その間にトラブルは何かありましたか?

佐藤琢磨:前回来たのはシェイクダウンみたいな感じで、距離の制限もあったし、そんなにラップは重ねられてないんです。ただ、半年ぶりのロードコースだったので、8月のソノマ以来ですからね、その後の後半戦はずっとオーバルで……6カ月ぶりのロードコース走行でした。クルマは基本は去年からのものですけど、一応2011年に向けて細かいスペック変更みたいのが少しあって、その確認作業も前回のテストではやりました。

——他にも何か?

佐藤琢磨:冬の間にチームがやって来たことを確認するっていう仕事もありましたね。合同テストでしっかり走り込むための準備ってところです。僕自身は久しぶりにロードコースでクルマに乗れて嬉しかったし、感覚を呼び覚ますこともできました。すごく良いウォームアップになったって感じです。そして今日は、合同テストの1日目、初っ端からキチンとテストプログラムに入ることができました。チームのテストでは、冬の間に準備したものがデザイン通りに動いていないところもあったんですよ。だから今回は、それに対する修正を行って、前回不具合のあったところを直して、そこからスタートしたって感じですかね。
前回のシェイクダウンの時に供給されたタイヤは、今回と違ってた。去年エドモントン用に用意したか何かのタイヤで、比較テストを行いづらい状況ではありました。そういうこともあって、しっかりと走り込むのは今回からって考えていました。

——今日はトータル13番手のタイムでしたが、成果のほどは?

佐藤琢磨:バーバーのコースでは去年、合同テストを走って、レースもやってます。だからデータもあるし、自分にも経験があるので、それらと比較をしながら、自分たちのどこが良くなっていて、どこが悪いのかを確認して行きました。でも、コースや気象のコンディションが去年とは大分違っていましたね。
お昼過ぎぐらいまでは、すごく順調にプログラムをこなしていたんです。トラブルはいくつかありましたけどね。プラグのトラブルとかが。それで電装系を全部替えるなんてこともしました。まぁ、それはマイナートラブルでしたから、テスト項目は予定通りに進めることができました。その中で良い部分も見つかったし、納得の行かない部分もあった。1日の最後の仕上がりは、自分としてはイマイチ良くなかったと感じてます。最後にニュータイヤを履く前までは、割とクルマは好みの方向に進んで来てたんですけど、最後に変えて行ったところがうまく繋がらなかった。
でも、今日はテストなのでね、そういう部分が見えるっていうのも大事ですから。うまく行かなかった場合でも、データをキッチリ解析することが大切なんですよね。

——明日は雨の予報もありますね。

佐藤琢磨:そうなんですよね。明日、朝は雨かもしれない。それでも、今日の良かったところと悪かったところを確認して行って、最後には良い感じでまとめられれば……と考えてます。


——新しいマネジャーの採用など、チーム体制がオフの間に変わりましたね?

佐藤琢磨:チーム・ペンスキーからトム・ウルツという経験豊富な人が来てくれました。ロジスティックスも含めて、チームがキュッとまとまったって感じはあります。今現在の僕らKVレーシング・テクノロジーは2台なので、メンバーの数とクルマの数と、クォリティ高くやれていると思います。レースエンジニアは僕もEJも去年からの継続で、パフォーマンスエンジニアとして新しい人が入って来てます。メカニックについてもふたりのベテランは継続で、新しいメンバーがふたり僕の方に加わりました。彼ら全体の動きも前回と今日のテストで練習を重ねて来ています。
ピットストップの練習もやってます。今年からフューエルリグが抜けてからじゃないとギヤのセレクトができなくなったんです。

——HPDが開発したヤツですね?

佐藤琢磨:そうです。そのメカニズムが作動しているかどうかを確認をする警告灯などが今日はうまくチーム側が作動させられていなかった。その点で苦労しましたね。だから、僕らはまだちゃんとしたピットストップの練習ができてない。明日に持ち越しですね。

——ピット作業の練習はワークショップに戻ってからでも可能ですよね?

佐藤琢磨:そうですね。

——雨の可能性があるとはいえ、明日も2セッション、長い走行時間があります。テーマ、目標、予定などありますか?

佐藤琢磨:今日、途中まで良い方向に向かって行ってた部分があったのに、どうして最後はうまくまとまらなかったのか、そこを明日は見る必要がありますね。去年のデータとも比べて、クルマを造って行きます。チームメイトのEJは今日の走行の最後の方がイイ感じになってたみたいなので、そこを比較しながら、ですね。今日はふたりが完全に別々のことをやってましたから。明日はお互いの良いところを使えるかなって思ってます。