2012年5月26日土曜日

2012 INDYCAR 佐藤琢磨コメント28:5月24日 「カーブデイは今年はしっかりと1時間走りたいです」

半日単位ではリラックスすることができた数日間でした

Photo:Naoki Shigenobu

Jack Amano(以下――):予選終了から、少しはリラックスした時間を過ごせましたか?

佐藤琢磨:はい。メディアツアーに出かけたり、色々なイベントに出席したりがありましたから、完全な休日っていうのはなかったんですけど、半日単位でリラックスすることができた数日間でした。久しぶりにワークアウトして体を動かしたりとか、久しぶりに8時間ぐらい寝たりとか。

――メディアツアーはお隣りのオハイオ州コロンバスに行ったんですよね? ボビー・レイホール、
そしてレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの地元ですね?

佐藤琢磨:そうです。集まってくれたメディアは、ボビーと親しい人が多くて、ものすごく暖かい感じで迎えてもらいました。テレビや新聞の方々のインタビューをやって、その後にはみんなで鉄板焼きを食べました。コロンバスはミッド・オハイオ・スポーツカー・コースの地元でもあって、去年、一昨年と、僕があのレースで良い走りができていたでしょ? だから、来てくれた記者の中にはそれを見ていてくれた人も多くて、「今年も楽しみですね?」などと話しました。

――サーキットを少し離れていたわけですが、その間にもやっぱりエンジニアとのミーティングなどは行われていたんですか?

佐藤琢磨:はい。エンジニアのジェリー(・ヒューズ)とは電話で話して、昨日はチーム・オーナーのボビー・レイホール主催のバーベキューがあったので、そこで実際に会って、食事をしながら色々と話をしました。

――そういう時間から、また新しいアイデアが出て来たり……というところでしょうか?

佐藤琢磨:そうですね。エンジニアグループも、毎日走ってると、その日のいちばん大事なポイントっていうのは分析できるんだけれど、8日もあったプラクティスと、その後の予選で得られたデータをシッカリと分析するのにはやっぱり時間が必要で、そういう意味での宿題を彼らがやって来てくれたので、そこから、「じゃあ不具合の出ていた部分をどうしようか?」というのを今日話しました。今日のこの後、明日、実際のクルマのセッティングをどうするかっていうのを決めることになります。

混雑した状況の中でしっかり走れるマシンを作りたい
明日からはロジャーも来て、スポッターの二人体制です

――明日はファイナルプラクティスですが、トライしたいことが色々あるという感じですね?

佐藤琢磨:はい。ただ、走れるのが1時間だけなので、いろいろと……というよりも、ここまででやって来たクルマから、やっぱり大きく変えないといけない部分が出ているので、それを決勝でのパフォーマンスに繋がるようにテストするっていうところだと思います。

――明日がスムーズに行くことは重要と思いますが、うまく行ったとして、どんなレースが期待できそうですか?

佐藤琢磨:どこまで追い上げができるか。日曜日、予選が終わってからのプラクティスで、クルマがトラフィックの中であんまり安定させることができていなかった。単独での走行は良かったんですけどね。すごい混雑した状況で力強く安定した走りのできるクルマにしたいですよね。去年のカーブデイ(ファイナル・プラクティスの行われる日)は3周ぐらいで終わってしまったので、今年はシッカリと1時間走りたい。今日、ロジャー(安川)もインディー入りしてくれるので、スポッターも2人体制になります。

――去年までの2回のインディーでスポッターをやったロジャーが来るのは心強いですね。今年からのジェフも良いんでしょう? いいカンジのコンビが得られましたね?

佐藤琢磨:はい。去年の……だから……

――リベンジですね?

佐藤琢磨:はい。頑張ります!
*  去年はスポッターの情報が不足したためにアクシデントとなった。

0 件のコメント:

コメントを投稿