2013年4月22日月曜日

2013 INDYCAR 佐藤琢磨コメント18 R3ロング・ビーチ Race Day ウォームアップ:「レースは多分2ストップで行けるので、レッドのバックアップタイヤを残すよりもウォームアップでレッドのロングランをテストする方が取り分が多いと考えました」

トヨタ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチ
ロング・ビーチ市街地コース
カリフォルニア州ロング・ビーチ
1周1.968マイル(=3.167㎞)×80周

4月21日 Race Day ウォームアップ 1分8秒5388 18周走行
薄曇り 18℃


「レッドを使わなくても、ブラックの状態でマシンは良かった」

Jack Amano(以下――):18周走って、トップタイムも出ました。

佐藤琢磨:順調っていえば順調だったかな? 今日は、今シーズン初めてレッドとブラック、両方をファイナル・プラクティスで使いましたね。まぁ、レッドを使わなくても、ブラックの状態でマシンは良かった。

――レッド・タイヤで7周しましたが?

佐藤琢磨:レッドでは思ったほどゲインがなかった。ちょっとバランスの見直しが必要かもしれない。でも、ブラックでも真ん中らへんにつけるタイムを出せているので、マシンの仕上がり具合はいいと思います。

――これまでの2戦と違い、レッドをファイナル・プラクティスで使おうと思った理由は?

佐藤琢磨:今日のレースが2ストップでいけるものだからです。もちろん、ここでレッドを使うことによってバックアップ・タイヤがなくなる。そこにはもちろんリスクがあるんだけど、ここでレッドを使わないと、バランス・チェックが朝にできない状況になって、セント・ピーターズバーグみたいにレッドをレースで初めてロングランで使って、ちょっと苦しむっていうことになる。そうならないようレッドをファイナル・プラクティスでテストする方が、バックアップタイヤを1セット残しておくよりは取り分が多いだろうって考えでした。開幕2戦は3ストップだったので、決勝で全部のレッドを使わなきゃいけなかったので、ファイナル・プラクティスではレッドを使えなかった。今回は2ストップで行けるので。

「フレッシュレッドをレースのどこで投入するか」

――セント・ピーターズバーグではレッドの耐久性がレース前に心配されてましたが、ロング・ビーチではその心配は少なくなってるんですか?

佐藤琢磨:そうですね。セント・ピーターズバーグに比べて回り込んでいるコーナーが少ないので、路面の特性にもよるんだけど、わりとタイヤも性能劣化が小さい。その上、周回を重ねて行くことによるバランスシフトも小さいので、わりとレースはコンシスタントになると思うし、逆にブラックでもかなりグリップするので、タイヤの差がかなり少ないですね。

――では、タイヤが違う相手でも抜くのが難しくなることも考えられますか?

佐藤琢磨:ウーン、そうは言っても、やっぱりレッドの方がグリップは多分あるので、タイヤが違ったら確実に抜けると思う。

――フレッシュレッドの使い方が重要ってレースになりますね?

佐藤琢磨:どこで投入するかですよね。今まで一番ポピュラーなケースはスタートで使うことなんだけど、最後に残しておくケースも十分にある。真ん中で使う人はあんまりいないかな? でも、ピットインのタイミングで真ん中で入れる場合もありますよね。コースに出た直後にすごいラップを叩き出して前のポジションへと出ていかなきゃいけないって展開とかであれば。もう残り15分ぐらいだけど、どっちで行くかを決めないといけません。

――2列目スタート、かなり期待ができますね?

佐藤琢磨:頑張ります。

以上

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