2013年6月1日土曜日

2013 INDYCARレポート 第6戦、第7戦デトロイト 5月31日 プラクティス1:最速はアレックス・タグリアーニ 佐藤琢磨は10番手

タグリアーニがプラクティス1のトップタイムをマーク Photo:INDYCAR(John Cote)

シボレー・インディー・デュアル・イン・デトロイト
レースウェイ・アット・ベルアイル・パーク
5月31日 プラクティス1
天候:晴れ
気温:27〜28℃


プラクティス1回目は赤旗の連発に!


 IZODインディーカー・シリーズの新しい試み、1週末に2レースを開催するダブルヘダー。今年は3イベントで行われるが、その最初が今週末のデトロイト戦=シボレー・インディー・デュアル・イン・デトロイト。残りの2イベントはトロントとヒューストンだ。
 金曜からの3デイ・イベントで2レースを行うが、予選もそれぞれのレース用に……となるとプラクティスの時間はどうしても短くならざるを得ない。今日のスケジュールは1時間25分のプラクティスを行ったのちは、もう予選という慌ただしさだ。
 そのプラクティスが赤旗だらけだった。スピンやトラブルでコース上にマシンがストップしたケースが5回と、アヒルの親子連れがコース上を彷徨い始めたための1回、合計6回もセッションは中断された。これではセッティングがなかなか進めにくい。


インディー500から一転、ホンダ勢が1-2-3!
トップ10にも7人とシボレーを圧倒

 難しいコンディションを克服してトップタイムとなる1分18秒2096をマークしたのは、23周を走ったアレックス・タグリアーニ(ブライアン・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ-アガジェニアン)だった。ベストはそのうちの20周目に記録された。
 「今回のようなスケジュールだと走り出しからマシンが良いことが重要。去年も僕らはデトロイトで速かった。今週の2レース、表彰台に上れるはずだ」とタグはニコニコだった。
 2番手につける1分18秒3168をファイナル・ラップで記録したのは、昨年のデトロイト・ウィナー、スコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)で、3番手はジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)だった。先週のインディー500から一転、ホンダ勢が1−2−3を占め、トップ10に7人を並べた。
 4番手はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)で。5番手はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。6番手はスポット参戦のマイク・コンウェイ(デイル・コイン・レーシング)。コインのチームで走るのは今日がまったくの初めて。エンジニアもこれまで一緒にやった経験ゼロだというのに、チームメイトのジャスティン・ウィルソン(11番手)より速かった。

佐藤琢磨は10番手。インディー・ウイナーのカナーンは22位



パンサーでの初戦を迎えたブリスコー Photo:INDYCAR
 佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は25周を走り、24周目に1分19秒1403のベストをマークして10番手だった。
 ジェイムズ・ジェイクス(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が7番手につける健闘を見せたが、チームメイトのグレアム・レイホールは18番手と今ひとつ。
 ポイントリーダーのマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)は13番手で、アンドレッティ4人衆の3番手と苦戦気味。チームのトップはハンター-レイの5番手で、今年2勝のジェイムス・ヒンチクリフは15番手とチーム内最下位だった。

  今日がパンサー・レーシングで走る初日となるライアン・ブリスコーは、20番手という地味な滑り出しだった。
 インディー500で勝ったばかりのトニー・カナーン(KVレーシング・テクノロジー)は、インディーとは異なるスポンサー・カラーのマシンで22番手。


Photo:INDYCAR(Chris Owens)

 そして、ダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)は、セッション序盤にして壁にヒット。サスペンションを曲げたために6周で走行を終え、最下位の25位となった。
以上

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