2013年5月27日月曜日

2013 INDYCAR レポート 第97回インディー500 5月26日決勝:トニー・カナーン、悲願の初優勝! 佐藤琢磨は13位に終わる

カナーン、12回目の挑戦でインディー500初制覇 Photo:INDYCAR (Pete Howerd)クリックして拡大
197周目、渾身のリスタートで勝利をもぎ取る

Photo:INDYCAR(Michael Roth)
 第97回インディー500は、リードチェンジ68回、14人のレースリーダーが出るという展開の中で、KVレーシング・テクノロジーのトニー・カナーンが優勝した。カナーンは今回がインディー500に12回目の挑戦で、これまでの最上位は2位。
 予選12位からスタートしたカナーンは、ポールポジションスタートのエド・カーペンターやマルコ・アンドレッティ、ライアン・ハンター-レイらとレース序盤から激しくトップを争った。
気温の上昇などコンディションの変化するなかでもレース終盤までその速さは衰えず安定して上位をキープ。197周目、最後のリスタートでハンター-レイを豪快にパスしてトップに立つことに成功した。するとその直後に後方でダリオ・フランキッティが1ターンでクラッシュしてフルコースコーションが出され、その瞬間、悲願のインディー500初優勝が決まった。
 2位はルーキーのカルロス・ムニョス、3位はライアン・ハンター-レイ、4位にはマルコ・アンドレッティと、インディー入りしてから好調だったアンドレッティ・オートスポート勢が2位から4位までを占めた。

 ホンダ勢の最上位は5位のジャスティン・ウイルソン(デイル・コイン・レーシング)。ポールポジションのエド・カーペンターは10位でフィニッシュした。

佐藤琢磨は粘りの走りで13位フィニッシュ

僚友デイリーとストレートを走る琢磨。Photo:INDYCAR(Jim Haines)クリックして拡大
  佐藤琢磨は、序盤、なかなか順位を上げられないかったものの、第2スティントになってからは力強い走りを見せ48週目にはホンダ勢っプの6位にまで浮上。ところが57周目の2ターンでドラフティングのためリアが流れてスピンし、フルコースコーションを出してしまう。幸いマシンはどこにもヒットせず、ラップダウンには陥ったもののチームの判断もよくすぐにリーダーラップ最後尾の27位に順位を戻す。その後、思うようなハンドリングが得られず、オーバーテイクできない苦しいレースとなったが、粘って13位でフィニッシュした。

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