2014年6月26日木曜日

2014 INDYCAR 佐藤琢磨にQ 第9戦・10戦 ヒューストン編:ヒューストンのようなストリートコースを走ることを楽しみにしています。14号車は好みの状態に仕上がっています!

AJ・フォイト・エンタープライゼスのプレスリリースより
――2013年にここでポールポジションを獲得したことによる自信
佐藤琢磨:過去に好パフォーマンスを発揮できたコースを再び訪れるのは、いつでも気分の良いものです。今年の私たちは、ストリート・コースでPPをすでに2回獲得(セント・ピーターズバーグとデトロイト)していますから、その事実がさらに自信を大きくしてくれています。
――NRGパークを走る上での鍵
佐藤琢磨:通常のストリート・コースでのメニューですね。高いメカニカル・グリップ、スタビリティの強さと良好なマシン・フロントエンドです。しかし、ヒューストンではドライバーが扱い易いマシンに仕上げ、常に安定感を持った高いドライバビリティを得ることが必要です。コースには滑り易いコンクリートパッチがあり、とてもバンピーでありながら、非常に高速のコーナーも備えているからです。

――高温多湿の今年のレースに向け、最大限の力を発揮するための準備は?
佐藤琢磨:このレースだけのためではなく、我々はシーズンを通して高いフィットネス・レベルを保持しなくてはなりません。1ヶ月近くに及ぶ連戦を終え、私は一時的に日本に帰国をしていました。そこで良いメインテナンスを体に施すことができました。日本は梅雨でしたから、気温と湿度の高さという点でヒューストンに向けての準備には持って来いでした。

――高温多湿というコンディション下でのレース経験について
佐藤琢磨:すごいコンディションでのレースがありました。フォーミュラ1では、バーレーンで高温だけれど非常に乾燥した、まるでヘアー・ドライヤーの前に立ち続けているようなコンディションで走りました。マレーシアのセパンでは、超高温・高湿度の中で走りました。マレーシアGPの前には高温に体を適応させるため、奇麗なランカイ島で1週間ほど過ごしていました。立っているだけで汗をかいてしまう気候なのですが、そこで私は熱帯雨林の中の山に登っていました。とても大変でしたが、素晴らしいトレーニングでした。

――ストリートコースでの成功はドライビングスタイルによる? それともマシンのセットアップ?
佐藤琢磨:コンビネーションですね。マシンがうまく動いていてくれれば、私たちはとてもハードに走ることができ、ラップ・タイムもスピードも向上します。私はこれまでもずっとストリート・レースをエンジョイして来ました。F3でのマカオGP、F1のモナコGPでです。しかし、それ以外のストリート・レースの経験は、実はアメリカに来るまではなかったんです。今、私は本当に多くのストリート・レースの経験を持ち、ストリート・レースが大好きになっていますから、ヒューストンのようなコースをドライヴィングするのを楽しみにしています。そして、14号車は僕の好みのマシンに仕上がっています。

――うまく行った週末、と考えられる基準は?
佐藤琢磨:ヒューストンは私たちにとってとても大きなレースです。チームのホームタウンでのレースですからね。優勝がもちろん一番ですが、クリーンにレースを戦い抜き、2レース両方で上位フィニッシュができたらいいですね。特に今回はタフなダブルヘダーですからね。

――シーズン中盤までの評価は?
佐藤琢磨:ほとんどのコースで競争力は発揮していますが、レース・ウィークエンドの早い段階で素早く状況を把握することができなかったため、ライヴァル勢に追いつくことを目指す、厳しい戦いを強いられて来ています。この2週間のブレークの前にはミルウォーキーに行ってテストを行ない、成果を得ることができました。オーバル・レース全体に使えるセッティングに関するヒントを掴みもしました。ABCサプライ・チームと共に残るシーズンもハードワークを続けます。近いうちに力強いレースを戦い、結果を残すことができると確信しています。
以上

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