2017年3月11日土曜日

2017 INDYCARレポート R1 セント・ピーターズ・バーグ Day1 プラクティス2 :プラクティス2、最速はスコット・ディクソン

プラクティス2では今年からホンダにスイッチしたディクソンがトップに。GEのカラースキームが新鮮だ Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
佐藤琢磨、バリアーにヒットしてこのセッションを終了
 今日の2セッション目は午後3時15分のスタート。気温は28℃まで上がり、路面温度は45℃もあった。1セッション目と同じく走行時間は45分間。このセッションでもアクシデントによる赤旗中断があった。佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)がターン13でブレーキをロックさせ、芝生の上でも止まり切れずに壁に突っ込んだためだった。セッション開始前にピットでブレーキの調整を行っていたが、作業が完璧に行われていなかったようだ。琢磨の走行はそこまでで終了。1周もこなせずにセッション2を終える結果となった。
 
セッション開始早々にクラッシュしてしまった琢磨だが Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
「クラッシュの原因は不明
チームメイトのデータから明日のマシンのセッティングをします」


  「プラクティス1からプラクティス2に向けてブレーキ・キャリパーを交換してました。まだデータを見ている状況で、原因の解明はされてません。2セッション目をまったく走れなかったに近いことは厳しいですが、チームメイトがいるので、彼らのデータ、情報から明日走るマシンをセッティングしたいと思います」と琢磨は語った。

ディクソン、ブラックタイヤ装着でベストラップをマーク

  暑いコンディション下で多くのチームがレッド・タイヤで走行。最速ラップはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)が記録した1分02秒5591だった。ただし、このラップはブラック・タイヤ装着でのものだった。
 2番手はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)の1分02秒8416。レッド・タイヤ使用によるタイム。以下、3番手はトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)、4番手はチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)で、5番手はセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング)だった。
 トップ6はホンダ4台vsシボレー2台。トップ10はホンダが6台、シボレー4台だった。
 午前中に最速だったマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)は、午後は8番手。0周だった琢磨を除き全員がセッション2でベスト・ラップを記録しており、マルコの2セッション総合でのポジションも8番手だった。


「最初のプラクティスからとてもスムーズに来ている」と語るディクソン

 
GE LED Honda のスカイブルーでディクソンは印象を一新 Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
 今日の最速となったディクソンは、「最初のプラクティスから僕らはとてもスムーズに来ている。オフのテストも順調だった。まだ金曜日だから速くても何ももらえないが、出足は良好と言える。今日はレッド・タイヤでも走った。残念ながらトラフィックにひっかかってベストを出せなかったけれどね。レッドでプラクティスを走れる新ルールを僕は歓迎する。ベテラン勢にはそれほど大きなプラスにならないかもしれないが、レッドで走れるのはいい」と話した。

2番手タイムのパワー「舗装が新しくなっているところがあり
今年のコースはなかなか難しい」


プラクティス使用が解禁されたレッドタイヤで快走するパワー Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
 2番手だったパワーは、「1セッション目はアクシデントがあったけれど、2セッション目は良かった。クルマを進歩させることができたよ。路面の舗装が新しくなっているところがあり、今年のコースはなかなか走るのが難しい。スムーズで乗り易くなっている面もあるんだけれどね。レッドでみんなが走れるようになった新ルールについては、もしその決定に対して僕に投票権があったら、多分票を投じていなかったと思う。ブラックだけで走り、レッドに合わせてセッティングを変更することに関し、僕らはライバルたちにアドバンテージを持っていたと思うから」とコメントした。

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