2019年7月28日日曜日

2019 INDYCARレポート R13 ホンダ・インディー200 アット・ミッド・オハイオ Day2 プラクティス3:プラクティス3でもコルトン・ハータがトップ

Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
ハータ、ブラック・タイヤで昨日のレッドのタイムを更新!

 ミッド・オハイオでの走行2日目。今日も空は快晴。風が少しあって、昨日より涼しく感じるものの、気温は午前中だというのに26~27℃になった。路面は33~38℃。
 今週3回目となるフリー・プラクティス、セッション中の自身の最終ラップである16周目に最速ラップをマークしたのは、コルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)だった。昨日の午後、レッド・タイヤで1分05秒7292を出していた19歳のルーキーは、今朝はブラック・タイヤでそれより速い1分05秒7048をマークした。キャリア2回目のPP、キャリア2勝目に向けての準備は着々といったところか。







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ピゴット、このセッション2番手に
初日低迷のロッシ、3セッション目で3位にジャンプアップ
 ハータ二世と0.0577秒という僅差で2番手だったのはスペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)=1分05秒7625。彼のキャリア・ベスト・スタートは、今年のインディー500での3位。その更新、そして初PPのチャンスがピゴットにもあるということだ。

 3番手は1分05秒8747を出したアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)。3セッション目でついにトップ3入りして来た。2セッションで低迷しても、予選前に戦闘力を獲得するところにロッシ、アンドレッティ・オートスポートの強さが表れている。昨日まずまずのパフォーマンスを見せていたライアン・ハンター-レイが、プラクティス3では少し後ろの8番手のタイムを出すにとどまり、ザック・ヴィーチは21番手、マルコ・アンドレッティは22番手と苦戦している。

レイホールも6番手まで浮上
ペンスキー勢最上位はニューガーデンの7位

 

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 4番手はジェイムズ・ヒンチクリフ(アロウ・シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)。トップとのタイム差は0.2532秒。6番手はルーキーのサンティーノ・フェルッチ(デイル・コイン・レーシング)で、オハイオが地元のグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が6番手につけた。昨日は最下位だったが、大きく盛り返して来た。

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 ポイント・リーダーのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)はペンスキー勢最上位だったが7番手、8番手は前述の通りハンター-レイで、9番手はセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)、10番手はウィル・パワーだった。

 昨日のプラクティス2で2番手だったシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は13番手、昨日のプラクティス1で最速だったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は15番手。さらに後方の18番手だったのが
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だった。ベストは1分06秒7119で、トップのハータ同様にブラック・タイヤながら自己ベストを更新して見せたのだが、厳しい状況を抜け出せなかった。
 

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 「セッションの最後でラップ・タイムを大きく縮めることはできませんでした」とフレッシュ・タイヤを投入して走った琢磨はコメントした。「マシンが曲がって行かない症状は続いていいて、しかもリヤが出る。昨日のハンドリングのキャラクターを今日もまだ消すことができなかった。グレアムと自分とで今日は大きく異なるセッティングとなっていたので、グレアムの方のセッティングも見て、予選にどういうセッティングで臨むかを決めます」と琢磨は話していた。
以上

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