2020年3月13日金曜日

2020 INDYCAR佐藤琢磨コメント R1 セントビーターズバーグ 3月12日:「世界的にイベントが中止になる中、インディーカーのレースができることはポジティブ


「テストでのセッティングの手応えはイマイチでしたが
その中に見えた高いポテンシャルを開幕戦で発揮したい」

 「レースが開催されることになったのは良いのですが、2日間のイベントに短縮されたので、プラクティス・セッションがひとつ減りました。そうした条件下でマシンをまとめ上げなきゃならないのは結構大変ですけれども、頑張ろうと思っています。例年よりも準備はうまくできなかった気がしますね。冬の間にチームが新しい試みをトライ。合同テストの時には実験ということばでそれを表現していましたけど、今までにやったことのないタイプの試みをして、それを一度としてキッチリとコンディションに合わせることができなかったので、合同テストもセブリングでのプライベートテストもセッティングの手応えとしてはイマイチでした。しかし、その中に垣間見えたポテンシャルは高いと思うので、それを是非、開幕戦で発揮したいと思ってやって来ています。天気は今週末良さそうです。オフの間のテストでは、一番長く走っても5周とか6周でした。10周以上は経験してない。それがいきなり100……っていうのは相当厳しいと思うんだけど、どうだろう?


「開幕ダッシュをもちろん決めたいです
土曜日は慌ただしい一日になりますね」

 もう、やれることは決まってしまうし、条件はみんな同じなので、その中で走るしかないですけどね。イメージとしてはやりたいことがあるですけど、果たしてそれができるかどうか。明日、金曜日はメカニックたちもエンジニアたちもサーキットに来ちゃいけないって言われているので、土曜日にみんなサーキットに来て、そこからって話になりますね。慌ただしい1日になると思います。世界的にあらゆるイベントが延期になったり中止になったりしている中で、インディーカーはレースができる。それはポジティブな側面だと思います。開幕ダッシュをもちろん決めたいです。誰もがそう思っているでしょう。そういう意味で冬の間の仕上がりについては、理想的な形ではないのですが、今までの経験をフルに活かして、短いセッションでもマシンをまとめ上げることができるようにしたいですね」
以上


1 件のコメント:

  1. 開幕戦セント・ピーターズバーグから4月末までに行う4レースの中止が発表されました。残念ですが皆様の安全を考えると致し方ないですね。

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