2020年8月15日土曜日

2020 INDYCARレポート 第104回インディー500 Day3 予選アタック順決定:佐藤琢磨は2番目のアタッカーと決定

Photo:INDYCAR (Matt Fraver) クリックして拡大
キャリア初のインディー500PPを狙うマルコ
明日のアタックは33台中28番手に
 予選だけターボのブースト圧を上げ、50〜75馬力アップしたエンジンとなったことで、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・マルコ・アンドレッティ・アンド・カーブ・アガジェニアン)は今日、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(=全長2.5マイル)で233.491mph平均の1ラップを完成させ、予選前日の最速ランナーとなった。




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 「自分たちのマシンはドラフティングなしで速いようだね。最後にもっといいタイムを出すつもりだったけど、それはできなかった。あと1箇所か2箇所、セッティングで良くしたいところがある。明日、結果を出さないと。ファスト9に入れる力はある」とアンドレッティ3世は話していた。キャリア初のインディーPPなるか?
と期待が高まるところだが、アンドレッティ家は”インディーで”呪われている”とまで言われる不運が祖父マリオの時代から続いている。案の定と言っては申し訳ないが、マルコのアタック順は33台中の28番手と決まった。早い順番であれば、気温も路面温度も低いうちに走れて有利だというのに。


早いアタック順を希望する佐藤琢磨
「明日はファスト9を目指していく」

 
Photo:INDYCAR (Walter Kurn) クリックして拡大

  琢磨は今日、1ラップのスピードでは8番手。ノー・トウでは11番手で、「今日の走り出しのセッティングは自分たちが試したいと考えていたもので、それがうまく行かないとわかったから、午後には昨日までのセッティングに戻しました。明日もこのままで行きます。今日までのところ、タイヤが4周持っていない。グリップはコーナーを回るごとに落ちて行くんだけれど、4周連続のアタックでは後半のスピードが大きく下がってしまう。そこを良くしないと。明日、ファスト9を狙って行くけれど、厳しい位置に自分たちはいるかもしれない。もちろん、ベストを尽くしますよ。早いアタック順であったら嬉しいなぁ」とコメントしていた。

レイホール、ファースト・アタッカーに
琢磨2番手、ピゴットも7番手と予選のRLL勢に注目


 その後しばらくして行われたくじ引きで、琢磨のアタック人は2番手と決まった。非常に良い、有利な順番だ。彼の前、一番最初のアタッカーはチームメイトのグレアムで、「自分たちの仕上がり具合は、結構良いレヴェルにあると思う。ノー・トウのベストが230.5か230.6マイルぐらい出ている。4ラップ平均では3番手か4番手につけることができていたんじゃないかな?
明日が楽しみだよ。ファスト9に進出できる大きなチャンスだからね。9番手に入れるかどうか微妙って状況で早いアタック順を引き当てた人は、ファスト9に食い込めると思う。今年のホンダは本当に素晴らしい仕事をしてくれている。ファスト9に入り、日曜にもうひと勝負したい」と語った。

 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは3台目のエントリー、スペンサー・ピゴットも7番手といういいい順番を引いている。
以上

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