ドライバーとして5勝したミルウォーキーで、マイケル・アンドレッティはチームオーナーとしての4勝目をマークした。しかも、今回のレースは自らがイベント・プロモーターを務めていた。
「自分たちにとっては初開催のミルウォーキー、観客動員数はまだわかってない。しかし、パッと見た感じの印象は良かった。多くのファンが来てくれた。1回目としては大成功だったと思う」とレース後のマイケルは喜んでいた。
2012年6月22日金曜日
2012年6月21日木曜日
2012 INDYCAR レースアナリシス:R8 ミルウォーキー Part2 ライアン・ハンター-レイの今季初勝利 シボレーがトップ6独占で今季5勝目
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| Photo:INDYCAR\LAT USA |
去年のミルウォーキーでは1周目にクラッシュしたライアン・ハンター-レイ=RHR(アンドレッティ・オートスポート)。さすがに今年は慎重だった。スタート前の雨で路面が悪くなってもいたし、序盤はポールスタートのダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)の後ろで様子を見ていた。
リードを奪いに行ったがそれを阻まれ、RHRはタイヤ&燃料セーブに作戦を。ところが、1ラップ先にピットしたのはシボレー搭載のRHRで、ダリオ(ホンダ搭載)よりもっと燃費の良かったEJ・ビソ、ルーベンス・バリケロのKVレーシング・テクノロジー(どちらもシボレー)勢ふたりが第2スティントで1-2体制に。RHRは3番手で我慢の走行。ダリオはここから下り坂に。
今回の燃費競争はほぼ互角か、シボレーが若干有利だった。
第3スティントはステイアウト作戦に出てエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)がトップを走った。RHRはピットでバリケロをパスし、リスタートでビソを抜いて2位へと浮上。残り84周となる142周目に大きくリヤを滑らしたエリオを抜いてリーダーの座にようやく躍り出た。超ロングスティントになっていたエリオはタイヤが終了。トップに立ったRHRはそのままゴールへと突っ走った。今シーズン初勝利=通算6勝目。アンドレッティ・オートスポートも今季初勝利。ついでに書けば、アメリカ人ドライバーも今季初優勝!
マイケル譲りのタイヤマネジメントが功を奏した
しかし、RHRは楽勝ではなかったという。「トップに立ってからもリスタートが何度かあった。あれは嬉しくなかった。グリーンでずーっと行って欲しかった」。しかし、リスタートでもトップをキッチリ守っていた。彼は勝利の要因として、タイヤを大事にしていたこと、いつ攻めて、いつ流すかメリハリをつけていた点を挙げた。ピットで指揮を取るマイケル・アンドレッティ(今季途中から)について、「彼はこのコースを、そしてミルウォーキーでのレースを知っている(5勝の実績)。彼からのアドバイスが僕の耳には常にあった」とも話した。「グリップが必要な時にちゃんとあるように」というのがマイケルのアドバイス。RHRはタイヤを労ることに注意を払い、しかし、スタートやその他の時でも必要と考えた時には思い切りアグレッシブに走った。また、1スティントの中でマシンが大きく変化する点がショートトラックレースの難しさ&おもしろさで、今回そのアジャストもRHRとアンドレッティ・オートスポートは実にうまく行っていた。
シボレー・エンジンはタレる? 気になるカナーンのコメント
RHRが最後に戦う相手となったのは、トニー・カナーン(KVレーシング・テクノロジー)だった。リスタートの旨さに定評のあるベテランファイターだ。RHRはその件に関して、「トニーが相手で良かった。なぜなら、僕らはクリーンにレースを戦う仲だからだ」と答えた。えぇっ!? それってまさか、「トニーのリスタートなんて何とも思っちゃいないサ」って意味ではないよね? 「相手によってクリーンだったり、そうでなかったりしまーす」ってことでも……ないよね?
そのTKだが、チームメイト2人には差を見せつけたものの、RHRには手が出なかった。最後のピットストップとその後の5周で4台をパスしたのは、クルーのピット作業、TKのかけたスパートの両方が良かったため。
気になったのは、「自分たちのマシンはスピードがなかった」とTKがシェビーV6のパワーダウンがあったかのようなコメントをしていた点。同じシェビー・ドライバーのマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートポート)に至っては、「ウチのエンジンは疲れちゃってたみたいでサ」と、パフォーマンスの悪かった理由としてエンジンのパワーダウンを挙げていた。規定マイレッジ間近になるとシェビー・エンジン、性能ダウンが大きいのか?? だからカナーンとビソ、ペナルティ覚悟でアイオワ前にエンジン交換を決断?? マルコのエンジンはこのレースでマイル完了なのか?? 交換の話はまだ出ていない。
ともあれ、シボレーは1位から6位を独占
不満を漏らす者もいるが、シボレーはミルウォーキーで1-2-3-4-5-6フィニッシュ。3連敗の後に今季5勝目。ホンダに4勝のタイには持ち込ませなかった。ホンダ勢トップはインディーから1戦ずつフィニッシュ順位を上げて来ているアレックス・タグリアーニ(ブライアン・ハータ・オートスポート)の7位。意外や、3連勝の後に今シーズンのここまでで最悪のリザルトをホンダは記録することとなった。トップ10にもう一人入れたのが9位のグレアム・レイホール(チップ・ガナッシ・レーシング)。トップ15までで見ても、11位のスコット・ディクソン(ガナッシ)と13位のシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)が加わるのみ。トップ15の11人までがシェビー・ユーザーに占められた。シーズン半分終了、マニュファクチャラー・ポイントはシボレー63点に対して、ホンダ56点。ロータスは32点。
2012 INDYCAR レースアナリシス:R8 ミルウォーキー Part1 それにしても……のミスジャッジ
今年からの新競技担当が犯したミス
今年からインディーカーの競技担当社長に就任しているのが、ボー・バーフィールドという男。前任者は傲慢で、権力欲の塊で、批判を許さない恐怖政治を行おうとしていた。思ったより長くその座にいたが、去年限りでようやくいなくなってくれた。もう雨が降ってる中でオーバルレースにリスタートが指示されることは二度とないだろう。何より嬉しいのは、後ろを走ってる人に優先権を与える、レースってものを根本から揺るがすような頓珍漢なルールが消えてなくなっている点。
バーフィールドは、テキサスでのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)の走りにビシッとブロッキングのペナルティを下した。あれは実に正しく、毅然としたものだった。
リスタートは1列か、2列か? これは難しい問題だ。ルールをもっと詳細に定める必要があるように見える。彼に与えられた今後の課題だろう。
今回、バーフィールドは大きなミス・ジャッジを冒した。それも、チャンピオン争いをしているスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)に対して。
なんと、1周前のビデオを誤って確認していた!?
103周目のリスタートでディクソンがフライングをした、というのが彼らの判断だった。ペナルティ通達が少々遅れたのは、バーフィールドらレース・コントロールがタイミング&スコアリングシステムの一部である時計と、ビデオ映像を併用して確認をしていたから。ところが、彼ら(バーフィールドのブレインとして働いているアリー・ルイェンダイクやジョニー・アンサーらのはず)がジックリとチェックしてたのは102周目の映像だった。バーフィールドは進行し続けるレースに注意を払い、フライングの判断は彼のグループに委ねた。
なんでこんなミスが起きたのか? 「本当のスタート時刻と、計時用時計のスタート時刻が36秒ほどズレていたため」というのがバーフィールドの説明。レースにグリーンフラッグが振り下ろされ、トップのマシンがコントロールラインを横切るタイミングで動き出すはずの時計が、36秒後に動き出したという。このズレが、見事に2回のリスタートの間隔にほぼ合ってしまったところがディクソンにとって実に不幸だった。
102周でのリスートを見ると、そこでディクソンは確かにフライングをしていた。でも、イエロースタートだった。スタートは切られなかったということ。リスタート実現せず=レースは再開されてないのだからフライングじゃないのでは? ターン1行く前にディクソンは抜いた相手にポジション譲ってたし=イエロー中の追い越しにも当たらない。こうした指摘に対してバーフィールドは、「そうとは限らない」と言った。イエロースタートの原因になる動きをした責任を取らされる場合もあるという。もしそうだとしたら、102周目ディクソンの動きがそれに当たると強弁して、ペナルティの訂正などしなければ良かった。でもそうしなかった。彼のここでの解答は誤り。他の点では全部正直に自分の非を認めてたけれど。
ディクソンは意地を見せたが、後味に悪さは残る
103周目にディクソンはフライングをしたのか? その疑いがあったからテープを見た。バーフィールドたちが間違いに気づいたのはレース後だったという。そこで彼らは103周目のリスタートをチェックし直し、ディクソンがフライングをしていなかったことを確認したということだ。
リードラップ最下位の17位まで落ちたディクソン。11位まで挽回してのゴールは見事だった。しかし、21位スタートから3位までグイグイと順位を上げていったレース前半の走りを、ペナルティ後に再び見ることはなかった。ハンドリングが悪くなっていたようだ。それでも、最後にポイントトップのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)をパスして意地を見せた。
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| Photo:INDYCAR\LAT USA |
バーフィールドは、テキサスでのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)の走りにビシッとブロッキングのペナルティを下した。あれは実に正しく、毅然としたものだった。
リスタートは1列か、2列か? これは難しい問題だ。ルールをもっと詳細に定める必要があるように見える。彼に与えられた今後の課題だろう。
今回、バーフィールドは大きなミス・ジャッジを冒した。それも、チャンピオン争いをしているスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)に対して。
なんと、1周前のビデオを誤って確認していた!?
103周目のリスタートでディクソンがフライングをした、というのが彼らの判断だった。ペナルティ通達が少々遅れたのは、バーフィールドらレース・コントロールがタイミング&スコアリングシステムの一部である時計と、ビデオ映像を併用して確認をしていたから。ところが、彼ら(バーフィールドのブレインとして働いているアリー・ルイェンダイクやジョニー・アンサーらのはず)がジックリとチェックしてたのは102周目の映像だった。バーフィールドは進行し続けるレースに注意を払い、フライングの判断は彼のグループに委ねた。
なんでこんなミスが起きたのか? 「本当のスタート時刻と、計時用時計のスタート時刻が36秒ほどズレていたため」というのがバーフィールドの説明。レースにグリーンフラッグが振り下ろされ、トップのマシンがコントロールラインを横切るタイミングで動き出すはずの時計が、36秒後に動き出したという。このズレが、見事に2回のリスタートの間隔にほぼ合ってしまったところがディクソンにとって実に不幸だった。
102周でのリスートを見ると、そこでディクソンは確かにフライングをしていた。でも、イエロースタートだった。スタートは切られなかったということ。リスタート実現せず=レースは再開されてないのだからフライングじゃないのでは? ターン1行く前にディクソンは抜いた相手にポジション譲ってたし=イエロー中の追い越しにも当たらない。こうした指摘に対してバーフィールドは、「そうとは限らない」と言った。イエロースタートの原因になる動きをした責任を取らされる場合もあるという。もしそうだとしたら、102周目ディクソンの動きがそれに当たると強弁して、ペナルティの訂正などしなければ良かった。でもそうしなかった。彼のここでの解答は誤り。他の点では全部正直に自分の非を認めてたけれど。
ディクソンは意地を見せたが、後味に悪さは残る
103周目にディクソンはフライングをしたのか? その疑いがあったからテープを見た。バーフィールドたちが間違いに気づいたのはレース後だったという。そこで彼らは103周目のリスタートをチェックし直し、ディクソンがフライングをしていなかったことを確認したということだ。
リードラップ最下位の17位まで落ちたディクソン。11位まで挽回してのゴールは見事だった。しかし、21位スタートから3位までグイグイと順位を上げていったレース前半の走りを、ペナルティ後に再び見ることはなかった。ハンドリングが悪くなっていたようだ。それでも、最後にポイントトップのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)をパスして意地を見せた。
2012年6月19日火曜日
ジャック・アマノのインディな1日:アクロン、ミルウォーキー往復。ローカル空港の移動でネット難民になる
ハロー、エブリワン!
ミルウォーキーはまたしてもガックリなレースとなってしまった、for 琢磨&琢磨ファン。
アグレッシブにガンガン行ってたんだがね。
クラッシュが多いって言う人はいる。実際否めない。でも、インディーカーに来てからの彼が実現したオーバーテイクの数、桁違いに多いよ。近年のメジャーどころと比べても、楽勝で上回ってる。
レースは、テキサス見た後だけにオーバーテイクシーンが少なめと感じたな。ちょっと期待し過ぎた? 欲張り過ぎか。ドライバー的には、難しさのレベルからも今回の状況でオッケーって人と、も少し接近できる方が良いのでは? という意見、両方あった。
と、レースの話はまた後ほど。
今回は、インディー前とインディー後に基地にしているアクロンとミルウォーキーの往復だった。
ミルウォーキーってエアトランのハブなんだね。初めて知った。アクロンとの間に直行便が飛んでた。乗り換えナシはありがたい。
アクロンもミルウォーキーも空港が小さいので、チェックインもセキュリティも列が短い。あ、ここでの比較対象はクリーブランドとシカゴ・オヘア。アクロンからクリーブランド空港は60分程度で、オヘアからミルウォーキーは90分程度の距離なんで。どちらも巨大都市で、便数は断然多いけど、空港の混雑はローカル空港とは段違い。
レンタカーは、やっぱり頼んでたヒュンダイ・ソナタが出て来ず、しかもシボレー・マリブをまたも押し付けれそうになったんで、「なにとぞ小さいクルマに!」と哀願。そしたら、ニッサン・ヴェルサを貸してもらえた。さすがに日本車のコンパクトサイズは燃費いいね。発進加速がエンジンの唸り声にマッチしてなかったけど、リッターあたり14.7kmならマンモスハッピー。
アクロンへと帰る日曜日、ミルウォーキーの空港にいつもの如く早く到着したんで、ネットでもと思ったらシカゴと同じくケチ組だった。1時間で4ドル50(税抜き)は高~い!
そこで、フライト内Wi-Fiがエアトランにはあったではないか、と試そうとしたんだが、コレがまた有料。4ドル95セントは2時間弱のフライトにしちゃ高過ぎ。アクロン空港はタダなのに。フロリダのタンパもタダだった。ボストンだったか、ボルティモアだったかは、タダだけどコマーシャル見てからじゃないと繋がらないようになってた。短いの1本だけだったけど。
次は連戦の最後=アイオワ。シカゴまで飛んで、そこからはクルマでトコトコ行く。5時間ぐらいのドライブだったか……。2年前は凄い暴風雨に遭った。今年はダイジョブか? リクエスト入れてるソナタは出て来るだろか?? 今度はダラーじゃなく、スリフティにしてみてたが???
ミルウォーキーはまたしてもガックリなレースとなってしまった、for 琢磨&琢磨ファン。
アグレッシブにガンガン行ってたんだがね。
クラッシュが多いって言う人はいる。実際否めない。でも、インディーカーに来てからの彼が実現したオーバーテイクの数、桁違いに多いよ。近年のメジャーどころと比べても、楽勝で上回ってる。
レースは、テキサス見た後だけにオーバーテイクシーンが少なめと感じたな。ちょっと期待し過ぎた? 欲張り過ぎか。ドライバー的には、難しさのレベルからも今回の状況でオッケーって人と、も少し接近できる方が良いのでは? という意見、両方あった。
と、レースの話はまた後ほど。
今回は、インディー前とインディー後に基地にしているアクロンとミルウォーキーの往復だった。
ミルウォーキーってエアトランのハブなんだね。初めて知った。アクロンとの間に直行便が飛んでた。乗り換えナシはありがたい。
アクロンもミルウォーキーも空港が小さいので、チェックインもセキュリティも列が短い。あ、ここでの比較対象はクリーブランドとシカゴ・オヘア。アクロンからクリーブランド空港は60分程度で、オヘアからミルウォーキーは90分程度の距離なんで。どちらも巨大都市で、便数は断然多いけど、空港の混雑はローカル空港とは段違い。
レンタカーは、やっぱり頼んでたヒュンダイ・ソナタが出て来ず、しかもシボレー・マリブをまたも押し付けれそうになったんで、「なにとぞ小さいクルマに!」と哀願。そしたら、ニッサン・ヴェルサを貸してもらえた。さすがに日本車のコンパクトサイズは燃費いいね。発進加速がエンジンの唸り声にマッチしてなかったけど、リッターあたり14.7kmならマンモスハッピー。
アクロンへと帰る日曜日、ミルウォーキーの空港にいつもの如く早く到着したんで、ネットでもと思ったらシカゴと同じくケチ組だった。1時間で4ドル50(税抜き)は高~い!
そこで、フライト内Wi-Fiがエアトランにはあったではないか、と試そうとしたんだが、コレがまた有料。4ドル95セントは2時間弱のフライトにしちゃ高過ぎ。アクロン空港はタダなのに。フロリダのタンパもタダだった。ボストンだったか、ボルティモアだったかは、タダだけどコマーシャル見てからじゃないと繋がらないようになってた。短いの1本だけだったけど。
次は連戦の最後=アイオワ。シカゴまで飛んで、そこからはクルマでトコトコ行く。5時間ぐらいのドライブだったか……。2年前は凄い暴風雨に遭った。今年はダイジョブか? リクエスト入れてるソナタは出て来るだろか?? 今度はダラーじゃなく、スリフティにしてみてたが???
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