2011年5月23日月曜日

2011 INDYCAR インサイド情報&ニュース R5 インディ500 Bump Day:急遽ドライブのカーペンティアも予選前にクラッシュ、ドラゴンのインディ500出場に大きな試練

パトリック・カーペンティアのクラッシュ
Photo:INDYCAR(Mike Young)
 予選2日目、朝のプラクティスを走り出したドラゴン・レーシングの20号車、コクピットにスコット・スピードの姿はなかった。代わってマシンに乗ったのは、パトリック・カーペンティアだった。カナダ出身のドライバーで、CART時代には昨日ポールポジションを獲得したアレックス・タグリアーニ、あるいはポール・トレイシーとチームメイトだったことがある。ここ数年はNASCARシリーズなどに出場していた。

 彼はIRLとチャンプカーの分裂時代とキャリアが重なった不幸な世代なので、CARTシリーズ、及びチャンプカーで5勝もしているというのに、インディ500の出場経験は05年の1回だけしかない。オーバルでの速さにはCART時代から定評があって、競争が激烈だった01年にキャリア初優勝を全長2マイルのミシガン・インターナショナル・スピードウェイで飾った。
 ドラゴンとのカーペンティアの関係は、トレイシーの仲介によるものだったという。ロングビーチにカーペンティアは来ていた。インディに関してもトレイシーとチームの両方から電話があり、昨日やってくる決意をしたそうだ。
ロングビーチGPに来ていたパトリック・カーペンティア。「遊びに来た」と言っていたが、この時にドラゴン・レーシングとの話は始まっていたようだ。
Photo:Masahiko Amano(Amano e Associati)
 スピードがピットで見守る中、カーペンティアは徐々にスピードを上げて行ったが、25周目のターン1でオーバーステアが出てスピン、180度回ってコース外側の壁にマシン左側面からハードヒットした。走り出してまだ1時間も経っていなかった。その時点までのベストは222.294マイルで、スピードのベストである222.546マイルに早くも迫っていた。
「楽しいカムバックになるはずが、キツいものになってしまったね」とカーペンティアは語り、「マシンのダメージはかなりひどい。もう予選アタックは不可能かもしれない」と語った。

 昨日は中国人ルーキーのホー・ピン・タンが8号車でクラッシュし、マシンは大破、タンは脳震盪を起こしたために予選への出走不可能となった。所有する2台両方が大きなダメージを負い、彼らの今年のインディ500挑戦は大きな危機に立たされている。残る策といえば、どこかのすでに予選を通過しているチームからスペアカーを借りて走ることぐらいなのだが……。

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http://www.indy-amano.com/2011/05/2011-indycar-r5-500_3642.html

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